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本日(11/21)は盛岡からちょろりさんご夫妻が石巻にやってきます。以前、鳥勝+サルーテさんの記事をご覧になって、一度行ってみたいとご所望されていたのでした。私も新しくなった鳥勝さんには、一度しか行ったことがなく、しかも、暗くなってからタクシーで行ったものですから歩いていけるか不安です。そこで、早めに出掛け、お二人をホテルに迎えに行く前に場所の確認をしておきました。三陸道石巻・河南IC近くの新興住宅地をうろついています。まだまだ、空き地の多いこの界隈、全くどこにお店があるのか見当が付きません。
だいぶ近づいているはずなのですが、なかなか見つかりませんでした。実は正面の一軒家が目指す鳥勝+サルーテさんでした。^^

食べログの地図が間違っており、この周辺を何度も回ってしましましたよ (-.-”)。地図で確認される場合は下記の所在地を地図サイトに入力して下さい。
夕闇迫る頃、やっと辿り来ました鳥勝+サルーテさん。すぐに近くのホテルにちょろりさんご夫妻を迎えに参ります。

以前の焼鳥屋さん時代の献立も残しつつ、昨年(2008)の5月、郊外のトラットリアに変身しました。
店内は以外と狭く、カウンター6席にテーブル2卓。ですが、他に個室や座敷もあるのです。

本日はドーム型の個室(4〜5席)を予約しています。本日は3人なのでかまくらのような空間でもゆったりです。
さあ、今宵はバンバン行きますよ。減量も今夜は押入に仕舞っておきます。^^

本日はAntipasto Misto(前菜盛り合わせ)だけは予約の際にお願いしましたが、あとは出されるままに参ります。突きだしは茎若布と人参の煮付けと青菜の浸し物。こういう献立とイタリアンが同時に出てくるところが、このお店の特徴であり、魅力です。
事前にお願いしておいたAntipasto Mistoは銘々に盛ってくれました。

手前より巻いたソフトサラミ、レバーペーストのブルスケッタ、牡蛎のマリネ、エリンギの海老しんじょ揚げ、〆サバの炙りサルサヴェルデ・ポモドーリセッキ添え、梨に巻いたプロシュットの6品。もうこれだけで、うっとりですよ。
食前酒にはスプマンテがいいねということになり、マスターの阿部さんに選んでもらったのがこれ。Drusian(ドゥルジアン社;ヴェネト州)のProsecco di Valdobbiadene(プロセッコ・ディ・ヴァルドッビアデーネ)です。

イタリアのDOC認定のスパークリングワイン、プロセッコは原料のブドウの品種です。クセがなくて爽やかな飲み口です。泡立ちもきめ細やかで、食前酒には最適です。私はこれで通したいくらいでした。^^
イタリアンで通してもよいのですが、せっかくの鳥勝+サルーテさんです。お造りの盛り合わせも行っておきましょう。

3人前ですが豪華でしょう。時計回りに12時からヒラメ、イナダ、マダコ、スズキ、ヤリイカ、ボタン海老、そして大間のマグロです。中央は活ツブですね。
ちょっとピントが呆けますが、大間の本マグロです。

カマトロでしょうか、硬く締まった脂身です。その脂が爽やかなこと。大西洋マグロの畜養物とは格段の差があります。
刺身と言えば、日本酒に行きたいところですが、今日はワインで通します。マスターに任せてビアンコを選んでもらいました。イタリアでは比較的新しいワイナリーVigna Traverso(ヴィーニャ・トラヴェルソ)のRibolla Gialla(リボッラ・ジャッラ)です。

リボッラ・ジャッラは、フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州の土着のブドウですね。柑橘系の香りで酸味もあり、余韻もあります。白ワインと刺身の相性はよくないと言われますが、このワインに限っては最高のマリアージュなのです。以前、石巻駅前にあった鳥勝時代にも、このワインを出してくれました(関連記事)。きっと、刺身や日本の料理にも通用するものを選び抜いたのでしょう。
このあとの料理はお任せです。真鱈のAcquaPazza(アクアパッツァ)です。さすが石巻、旬の鱈は塩水で締めていないのでふんわり柔らか。

イタリアを代表する魚料理ですね。白身魚をソテーしたあと、水を振り掛けて蒸し焼きにします。アサリやオリーブ、ポモドーリセッキ(ドライドトマト)もなくてはならない食材です。
白身の魚料理なのでもう1本白を頼みました。夢二の美人画みたいなデザインのOrnella Molon (オルネッラ モロン社)のTraminer(トラミネール)です。もう、お気づきでしょうか。こちらのお店ではデキャンティングポワラーを使っていますね。
トラミネールはトロピカルフルーツやオレンジの香りが魅力で、深い味わいの中にスパイシーさも感じます。マスターがライチの香りもすると仰ってましたが、確かにそのとおりライチを感じます。白なのにしっかりした骨格さえありますね。まだ魚料理の段階でボトルが3本空きました。^^
デキャンティングポワラーは、眠っていたワインを急速に酸化させて味を円やかにしてくれます。通常、ワインは事前にデキャンターに移して1〜2時間置き、酸素と馴染ませて、苦味や渋味を飛ばします。このポワラー(注ぎ口)はそれを瞬時にやってくれる優れ物なのです。
続いての料理は本日のメイン、Spezzatino di manzo(牛の煮込みフジッリ添え)でした。

GINORIの大皿で大胆に供されます。右のマークは19世紀中期によく使われたマークなのですが、どういう訳か下の方が欠けています。
よく煮込まれた牛肉の塊は箸で切れるくらいに柔らかです。

秀逸なのはこのソース、ご飯に乗せて食べてみたかったです。^^
この肉料理に合わせてロッソに切り替えます。選んで頂いたのはMarco Porello ( マルコ・ポレッロ )のRoero Torretta ( ロエロ・トッレッタ )です。新しいボトルをオーダーする度、マスターが自ら開けてくれ、解説とともにグラスに注いでくれます。グラスも形が全て違います。

ロエロ・トッレッタはサラリとしているのですが、しっかりとしたボディーを感じる赤です。ちょろりさんは、Nebbiolo(ネッビオーロ)で作られるBarolo(バローロ)のような味と表現していました。今まで聞いたこともなかったワインですが、ピエモンテ州のワイナリーで数々の受賞にも輝いています。ネッビオーロも盛んに栽培されている地区でもありますね。色々、ワインのことを勉強しながら飲めるのもこのお店の魅力です。
順序が入れ替わってますが、ここでパスタが出てきました。Penne alla Bolognese(ペンネ・ボロネーゼ)です。削り立てのParmigiano Reggiano(パルミジャーノ・レッジャーノ)も香り豊か。

日本人はプリモピアットでパスタを食べてしまうと、後が続かないので配慮してくれたのでしょうか。確かにお凌ぎ程度ならともかく、日本の酒席では炭水化物は最後ですね。このボロネーゼは日本でも最も馴染みのあるパスタですね。ラグーソースとかミートソースと言った方がわかりやすいかも。
ここで5本目のワイン。同じMarco Porelloのロッソすが、ブドウはBARBERA D'ALBA(バルベーラ ダルバ)です。箸休めに漬け物の盛り合わせも出してくれました。

バルベーラはイタリアで広く栽培されているブドウですが、ピエモンテ州のダスティ地区やアルバ地区のものが優れているとされています。クセがなく、ミディアムボディーなワインでした。
3時間ほどかけた本日のディナーもいよいよクライマックスです。Dolce Misto(ドルチェミスト)もたっぷり。

イチジクのシラップ煮やリンゴのワイン煮にフルーツケーキなどが盛り合わされます。
ちょろりさんの奥様がドルチェを取り分けて下さいました。

甘いもの好きには堪らない光景なんだろうなぁ〜。^^
ドルチェにはこのワインと出されたのが、Provincia Di Pavia(プロヴィンチャ・ディ・パーヴィア)のMoscato(モスカート)です。それにしてもこれで6本目、一人2本はやっつけたことになります。^^

イタリア人にはなくてはならないVino Dolce(デザートワイン)。モスカートの独特の清らかな芳香が目一杯広がる甘口ワインです。モスカートの宿命でアルコール度数が低いため、まるでマスカットジュースのようにスイスイ飲めます。
いやいや、実に楽しかった。ワインも一度にこれだけ堪能したことはありません。3人で6本ですからね。鳥勝+サルーテさんに伝説を作ってしまいました。^^ 普通これくらい飲めば、いくら私でも次の日に残ります。しかし、翌朝はスッキリ爽やか。ちょろりさん達も快適な朝を迎えたそうです。マスターの阿部さんがイタリアで自ら選んで、個人輸入したワインは酸化防止剤が入っていませんので、悪酔いにならないそうです。
マスターの選ぶワインはVeneto(ヴェネト州)やFriuli-Venezia Giulia(フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州)、Lombardia(ロンバルディア州)、Piemonte(ピエモンテ州)など、アルプスに近い北イタリアのものが多いようです。修行されたのがこちらの地方だからかと思ったのですが、阿部さん曰く、宮城は東北なのでワインも北方で作られるものが合うと思ったからだそうです。ただ、これら北イタリアの各州は北緯45度で日本で言えば、北海道の稚内市と同じくらいになります。
和伊折衷の料理でワインをしこたま楽しんだ鳥勝+サルーテさん。気になるお値段ですが、あれだけ飲んでも一人当たり福沢諭吉に達しておりません。ワイン通のちょろりさんによりますと、通常であればワインだけで2福沢は下らないそうですから、いかに良心的かわかりますね。マスターの奥様が酒類販売の資格を取るために勉強中とか。近い将来、お店でこれら個人輸入の良質なワインが買えるようになるかも知れません。
鳥勝+サルーテ
- 所在地 :宮城県石巻市蛇田字新大埣117-1
- 電話 :0225-93-2728
- 営業時間 :11:30〜13:30/17:00〜21:00(LO)、日曜11:00〜21:00
- 定休日 :火曜日
- 駐車場 : あり(3台)
減量16日目:と言っても、この日(11/21)は3日分くらいのカロリーを摂ってますね。^^

2日後の23日まで体重増が続いています。ただ、あれだけ飲み食いしても一気に1Kgも戻るということはないのですね。たまには、ハメを外しながら、地道に減量を続けていきましょう。
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