裏山もすっかり秋の気配がすっかり濃くなってきました。セミに代わって秋の虫の独壇場となっています。一雨降ると茸が一斉に顔出し、突然なんの予告もなく彼岸花が並んで立っていたりします。
咲き誇る彼岸花。葉も枝もなくいきなり軸に花が着いている様は異様ですね。しかも、彼岸の頃に咲くのだから、不気味さも感じます。

さて、山の木々をよく見ると蔓性の植物に絡まれいるのをよく見かけます。この辺りだと、大概、マタタビであることのことが多いですね。
このマタタビ、初夏の頃は面白い葉を出します。枝先の何枚かが白いのです。(6月23日)
これは、花と同じ効果があり虫を引き寄せて、受粉の効率を高めようとしているらしいです。花の起源はこのような葉から来ているのでしょうか。
この時期、マタタビには2種類の実がなっています。ドングリ状のとカボチャ状のとがありあます。
ドングリ状の方のは本来のマタタビの実ですが、カボチャ状の実は寄生虫によって、変形してしまったもので虫えいと呼ばれています。ところが、この変形した実の方が有用成分が多く含まれるので珍重されており、値段もこちらの方が高くなります。
マタタビの薬効は疲労回復、、、、マタタビを食べて「また旅」が出来るくらい回復するところから来ているとのことですが、諸説あるようです。猫にマタタビとも言いますが、試したことがありません。ニャンコがゴロニャンと恍惚に浸るらしい。これが人間にも効くのなら、数千年前には栽培品種になってますね。^^
これくらい逸話の多いマタタビですが、今まで、口にしたことがありませんでした。今日の散歩で2種類併せて10個ほど採れたので何とか味わってみます。果実酒にするほどではないので、とりあえず塩漬けにしてみることにしました。
【1週間後】
ビンの蓋を開けると、ぷーんといい香りがします。爽やかなフルーツのそれに近い。塩水を舐めてみると、もちろんビリッと塩辛いのですが早くも旨味が抽出されており、調味料としても使えそうで実の味への期待感が高まります。
まず、虫エイ(虫入り)の方から恐る恐る一口食べてみました。。。。
少し青臭いがキウイのようなレイシのような爽やかな香りです。味は不味くはないが、美味くもない。口当たりはモソモソして食べていて不快になります。体に良いと思えば食える程度。だが、ぽつんと喉に刺すような辛さが、、、虫だろうか。
また、旅をするエネルギーが湧き起こるような感じ、例えばオリーブのようなオイリーなものを予想していたが、全く外れました。単なる食べることのできる木の実という程度でしょうか。
引き続き、正常な方の身も食べてみたが、、、ん!
こちらは美味い。期待していたオリーブのような油分が感じられる。それでいてフルーツのような香りも同時に楽しめます。だが、最後にピリッと刺すような辛みは感じられます。この辛みは虫のせいではないようです。慣れるとこの辛みも美味しさと認めることが出来そうで、全体としては珍味と言えます。薬効は虫えいの方が高いのかも知れませんが、食用にはドングリ型の正常な身の方が勝っています。
両者の断面図。
マタタビはサルナシ科に属しますが、この科には栽培種であるキウイが含まれます。正常な方の身の種の配列が似ていますね。爽やかな香りはこのグループの特徴なのですね。
それと興味あるニャンコへの効果はまだ試していません。ネットで調べて見る限り、涎垂らしてゴロニャンらしいのですが、我が家ではワンコを飼っているので、ニャンコが寄りつきません。そこで、ワンコの鼻先にマタタビを持っていったのですが、ピクリとも反応しませんでした。^^





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