秋の香り 食用菊“もってのほか”

カテゴリー: 料理:野菜・果物

 泉ヶ岳方面にドライブに行った帰りに20年ぶりくらいで根白石の市街地に立ち寄りました。バイパスが出来てからすっかり遠ざかっていました。根白石には伊達政宗公の実祖母である栽松院の墓があり、政宗公もよく墓参に来ていたとか、美人の里とも言われ、仙台城には根白石出身の女中が多かったとか。




 通りかかった野菜の直販所を覗いてみました。
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栗や里芋など秋の味覚がたくさん並んでいましたが、今日はこれ↓を思わず買ってしまいました。



 食用菊です。袋にいっぱい入って、それぞれ、たったの150円でした。
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 薄紫の方がもっと旨いとされるもってのほか、黄色の方も同じく食用の黄菊。黄菊は板状に干して板菊に加工されたりします。なんでもってのほかと呼ばれるのかは、諸説あるようで、「もってもほかうまい旨い」とか、「天皇家の紋章である菊を食べるとはもってのほか」とか言われています。
 

 食用菊は山形県で栽培が盛んですが、宮城でも作られています。近年、エディブル・フラワーとしてレストランでも食用花を使うようになりましたが、食用菊は日本では大昔から食べられてきた伝統的な秋の味覚です。


 根元の軸を外して花弁をバラバラにします。 菊の香りが部屋中に満ち溢れます。バラバラになりましたら、沸騰したお湯に酢を入れて湯がきます。
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 酢は色止めのために入れますが、入れすぎると菊が酸っぱくなるので要注意。大体、お湯1リットルに酢大さじ1くらいです。茹ですぎるとシャキシャキとした独特の歯触りが弱くなりますので要注意。しんなりしたら冷水で晒し、ザルに取って水気を切ります。

 


 まずは香りを楽しむため、シンプルにお浸しです。
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清々しい香りと歯触りが何とも言えません。薄めたポン酢でも美味しいですよ。

 


 青菜と組み合わせると色の対比が美しいですね。
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だし醤油に浸して、さっと水気を切ってから供します。これを海苔巻きにしても美味しいんです。



 続いて天ぷらです。食卓に秋が展開します。
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 天ぷらにする時は花をばらさないでそのまま一輪ずつ揚げます。菊花の天ぷらって難しいなぁ、カリッと揚げると焦げて色が悪くなるし。マイタケも衣に菊の花弁を入れて揚げてみました。



 今日の夕餉は菊花尽くしです。
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 菊を食べる習慣はおそらく食糧不足から始まったのでしょうが、もってもほか美味かったことから、現在まで受け継がれてきたのでしょう。流行のエディブル・フラワーを世界に先駆けて食習慣としてきたのですから、日本の食文化も大したものです。




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ぺこりん

URL | [ 編集 ] 2007/10/22(月) 12:53:07

てんぷらにも出来るんですか!
コレ、花びらが筒状になっているのがポイントなんでしょうねー。
食べたことないですが、食感が普通の菊とはちがいそうですね。

サエモン

URL | [ 編集 ] 2007/10/22(月) 20:44:35

 できますよ!!

 ちょっと揚げるのが難しいのですが、見栄えを気にしなけれ
ば、美味しく頂けます。一輪揚げじゃなくて、衣に花弁を散らし
た揚げ物やかき揚げなら簡単に出来ます。

 春菊と黄菊のかき揚げなんて色も綺麗でいいんじゃないでしょ
うか。もってのほかはやはり筒状の花弁の歯触りを楽しむため
に、お浸しが一番のような気がします。













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