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お節料理の仕込みです

カテゴリー: 料理:野菜・果物

 私の両親は根っからの仙台人なので、子供の頃より正月は仙台式のお節料理で過ごしてきました。社会人となって宮城に戻るまでそのほとんどを東京と関西で過ごしましたが、行く先々でも仙台式のお節料理だったように記憶しています。


 仙台式お節料理と言っても、東日本では特に個性的と言うほどでもなく、強いて言えば焼きハゼお引菜の入った雑煮とナメタガレイ等のカレイの煮魚を食べるくらいで、縁起物である黒豆、数の子、田作り、栗きんとん、伊達巻き等の祝い肴や口取り、酢の物、煮染めは他の地方とそれほど変わりません。そもそも、お節料理は、宮中の正月の節供料理でお節供(おせちく)の行事からきています。それがやがて民間に広まったものなので、どこの地方でも基本は同じなのでしょう。


 仙台雑煮の代名詞のようになっている焼きハゼですが、実は伊達家では食べる習慣はなかったようで、あくまで庶民の雑煮に使われてきたようです。近くの松島湾で豊富に釣れて、焼いて干すので保存性も高く、そこそこに上品なダシが取れたので普及したのでしょう。


 我が家でも基本は崩さないようにしながら、日持ちがして冷めても美味しい御馳走を好みで取り混ぜています。かつては黒豆も煮たりしていたのですが、近年は手を抜いて時間がかかる割に家族があまり食べない物は市販のものを使うようになりました。

 

 我が家の2008年お節料理リストです。◇は市販のものを利用、◆は自家製。


【祝い肴】【◆煮しめ】
  ◇ 田作り    鶏 肉
  ◆ 数の子(ダシ醤油漬け)    牛 蒡 
  ◇ 黒 豆    里 芋
【口取り】    蓮 根
  ◇ 伊達巻き    人 参
  ◇ 紅白かまぼこ    蒟 蒻
  ◆ 栗きんとん    凍み豆腐
  ◇ 昆布巻き【雑 煮】
  ◆ 松前漬け   角 餅
  ◆ 海老チリソース  ◇ 焼き干しはぜ
  ◆ ペッパーシンケン  ◆ お引き菜(大根、人参)
【酢の物】  ◇ イクラ
  ◆ 紅白なます  ◇ 凍み豆腐
  ◆ 鮭菊花なます  ◇ 里 芋
     梅酢だこ  ◇ セ リ
  ◆ 酢 蓮  ◆ 柚 子
  ◇ ちょろぎ 
【焼き物】
  ◆ 鮭柚庵焼き 
  ◆ 針魚風干蕨焼き 
  ◆ 鶏松風焼き 

 保存食や日持ちのするものから作ってきます。昨日は栗きんとんと松前漬け、雑煮用のお引き菜を仕込みました。


 栗きんとんは本来、栗金団って書いて、栗を練った餡を丸めた団子状のものだったそうです。黄金色の団子なので金団とか。現在の庶民の栗きんとんは、芋を練った餡に栗を散らしたもので我が家でもそうしています。それでも、やはり金団なので、クチナシの実を使っておめでたい黄金色に染めます。

 

 庭のクチナシの実です。毎年、初夏には香しい花を付け、冬にはオレンジの実を実らせます。材料はサツマイモとクチナシ、それに市販の冷凍むき栗です。
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 サツマイモは皮を剥いて、小口に切りクチナシの実と一緒に煮ます。栗はクチナシを加えたシロップで煮ます。どちらも見事な黄金色に染まります。
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 シロップを加えながらスティックミキサーで滑らかにしていきます。美味しそうでしょ。でも、あまり甘くしないんです。
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 適度な粘りとつやが出れば出来上がり。栗の甘煮を加えて正月を待ちます。毎度ですが、スティックミキサーに関してはこちらをどうぞ。

 


 松前漬けは、その名の通りかつての北海道松前藩に伝わる郷土料理。縁起物のコンブやスルメが入るので我が家のお節料理のメンバーとなってます。これに、やはり、めでたい数の子と彩りに人参を加えます。これはご飯にも餅にもよく合い、正月にはありがたい存在です。


 最近は昆布もスルメも千切りになったものを利用してます。人参も同じような千切りにして醤油と味醂で漬け込みます。
oseti1.jpgoseti2.jpg
 
大体3日目頃から美味しく食べられます。 子供の頃は昆布もスルメもハサミで切らされて、指が痛くなったのを懐かしく思い出します。

 


 お引き菜は仙台雑煮になくてはならない存在です。千切りの大根と人参を一旦茹でてから、冷凍にしたもので独特の歯応えが魅力です。私の両親が子供の頃は外に出して凍らしたと言いますから、今よりずっと寒かったのですね。


 お引き菜は人気があるので大量に作ります。片っ端から千切りにして茹で、1回分づつを丸めて冷凍庫に収容します。
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 ゴボウを入れることもあるのですが、我が家では口取りに金平ゴボウ、煮しめにもゴボウが入るので、大根と人参だけでお引き菜を作っています。

 

 


 年末に仕込みに追われていた働き尽くめだった両親を見て育ったためかこれをやらないと、心安らかに正月が迎えられないのです。その代わり正月はゆっくりします。両親は紅白歌合戦が終わると近くの神社に元朝詣りに行ってましたが、さすがにそこまでは真似できません。除夜の鐘を聞きながら、風呂に浸かるのが毎年の恒例になってます。

 

 

 これを書いていて、もう一つ思い出しました。今でも残っている風習だと思いますが、雑煮を食べる前に必ずお汁粉を食べるのです。これも父が年末に時間をかけて小豆を煮て作っていました。それがまた甘くて、子供ながらにも食べるのがつらいのです。早く雑煮が食べたくて、必死で流し込んでいました。この習慣は独立とともに廃止しました。きっと、甘い物が貴重だった時代の名残だったのでしょう。

 

 

 明日はいよいよ大晦日、正月準備をすっかり終えて、ゆっくり年越しそばが頂けると良いのですが・・・

 

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ベガサポ

URL | [ 編集 ] 2007/12/31(月) 09:24:00

いやー何時もながらプロ顔負けですね、この食に対する拘りは

何処からくるの? キーワードは安心、安全、家庭円満かな?

それとも単に「道間違えた」 だけ?

叔父さんなんか出たものタダタダ粛々と食べるのみですけどこの役割も

大切でしょう? との苦しい答弁で今年も暮れちゃいますね。

サエモン

URL | [ 編集 ] 2007/12/31(月) 10:38:37

 ベガサポ先輩 おはようございます。

 今年はブログを通じて、オフ会まで開催することができました。
来年もよろしくご指導お願いします。

 そうですね、下手の横好きなんですが、料理に対する思い入れは
仕事以上かも知れません。次の仕事はこれを活かせるようなことを
やってみたいと思ってますが、本業にすると楽しいことだけではなくなって
しまうのですよね。趣味は趣味だから楽しいのでしょう。

 美味しいと言って食べてくれる人がいなければ、きっと料理を作る気も
起きないのでしょう。役割分担ですよ。











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