【大崎市田尻】古代米あれこれ
カテゴリー: 料理:穀・粉類
前記事(さくらの湯と豚丼)に続きまして、田尻(旧田尻町)の食べ歩き第2弾です。さくらの湯に浸かった後、併設されています産地直売施設安心市場さくらっこ、平たく言うと地場産品の販売所を訪ねてみました。
産地直売施設安心市場さくらっこ。さくらの湯の隣にあります。

温泉に入る前に買い物を済ませておこうというお客さんも結構いますよ。店内はよくある産直所のように格安な農産物で溢れています。家庭菜園も端境期だけに細君も目の色を変えています。
この中で、私がちょっと目を引かれましたのが、たじり古代稲です。
古代稲(米)とは、古代の稲の特徴を今も有する稲のことで、その中には表皮に色素を含む黒米や赤米があり、縄文期から弥生期に大陸から渡来したとされています。白米が普及する明治時代以前は広く栽培されていたそうです。これらの有色米は精製された白米と違って各種のビタミンや金属を多く含み、現代において健康食材として価値が再認識されています。ここ田尻ではたじり古代稲生産組合が各種製品をプロデュースしています。
古代米の一種黒米です。これの粉を使った麺類も各種あります。

黒米(玄米)は200g420円でした。麺類はどれも200gで210円です。古代米の麺類ではうどんとそばを買ってみました(他にそうめんがあります)。
さっそく帰ってから、黒米を炊いてみました。混合割合は推奨の10%より多く、17%ほどにしてみました。

かなり、色濃くなってしまいました。ですけど、これが赤飯の原点に近いわけで、小豆の赤飯より味わいも爽やかです。これなら、毎日食べても飽きません。食紅を入れた赤飯が当たり前な現代、原点に帰って祖先が食べていた赤飯を味わってみるのもよいのでは。
続いて、古代米の麺類を味わってみます。味がわかるように冷やで頂きますが、寒いのでつゆは温かくしました。
個性が強い麺類と予測して、鶏ではなく豚のつゆにしてみました。でも、これが意外に合いました。豚、長葱の他に椎茸も入れて賑やかにしています。
左が古代米そば、右が古代米うどんです。うどんの方も挽きぐるみ田舎そばのように見えますね。

率直に申し上げますと、うどんもそばも普通の乾麺と味や食感は変わりありませんでした。特にそばの方は見た目も普通のそばですね。やはり、そばと銘打つ以上、そば粉の混合割合が劣るわけにはいかないのでしょうか。うどんの方はその色合いから一見そばですが、口に入れると、なるほどうどんだと気付くところが面白いです。いずれにしましても、これらは栄養や味で食べるというより、古代の食文化を思い巡らせながら、我々が今日こうして生きていることに感謝しながら食べる物でしょう。
古代より先人が住み着いた田尻。いにしえの文化を彷彿とさせるこのような地域おこしには共感を感じます。地域の伝統を誇りに思って、地域の人達が手を取り合って作り上げていくことが大切なのですね。地元の人が知りもしない品を地域ブランドとして世に売り出す風潮がありますが、地元に行けばすぐにわかることです。
産地直売施設安心市場「さくらっこ」
- 所在地 :宮城県大崎市田尻小塩字八ッ沢1番地
- 電話 :0229-39-1070
- 営業時間 :9:00〜19:00
- 定休日 :第2火曜日
- 駐車場 :200台




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