【塩竈市】話題の塩スィーツ
カテゴリー: 紹介:パン・菓子
塩スィーツという言葉が聞かれるようになってから、もう数年経つような気がしますが、一時の流行で消え失せることなく、スィーツの1ジャンルとして定着したようです。調べてみると、塩の産地あるフランスのブルターニュ地方でパティシエの修行をした東京・吉祥寺のパティスリー「アテスウェイ」のシェフが、ブルターニュの味を再現したくて始めたとか、方や、2003年に本場ブルターニュの塩スィーツが輸入されるようになり、それがきっかけとなって、ブームを巻き起こしたとも言われています。
この一見ミスマッチな塩と砂糖の組み合わせですが、この甘塩っぱい味は、実は日本人が受け入れやすい味覚でもあったのです。みたらし団子やザラメを振った煎餅などは醤油の塩味ですが、甘塩っぱさが日常的に存在します。料理でも蒲焼き、照り焼き、すき焼き、煮付けには甘味が入らないと薄っぺらな味わいとなります。
ただ、日本の塩は今まで精製塩が普通で塩自体の旨味がなく、ツンツンした塩味だったのでスィーツに加えても相乗効果が期待できなかったものと思われます。今は美味しい様々な天然塩が手に入る時代ですので、スィーツに加えても1+1が2以上の効果を発揮するのでしょう。
さて、宮城にも全国的に有名になった塩スィーツがあります。塩と言えばいにしえの時代より製塩の街だった塩竈です。その名のとおり、塩を作る際に使った釜を奉納している御釜神社があり、東北鎮護・陸奥国一之宮と言われる鹽竈(しおがま)神社があって、塩がキーワードとなっている街です。この街にオリジナルの塩スィーツがあります。
神社の屋根をイメージした本塩釜駅のエントランスです。駅前のポストにはマグロのオブジェが乗ってます。

塩竈はかつての製塩の街であると共に、現在は魚市場の街でもあります。生マグロの水揚げ量は日本一です。近年は三陸塩竈ひがしものと呼ばれる秋から冬にかけ三陸沖で漁獲された脂が乗ったメバチマグロを積極的にPRしていますね。
本塩釜駅前(駅前のタクシープール右角)にある地元の洋菓子屋さんプチ・トリアノンです。

このお店が、オリジナルな塩スィーツを作っています。
ありました。塩竈の塩スィーツ竈っ子です。

ふわふわの小さなブッセのようです。ブッセは丸く膨らんだ一口サイズの焼き菓子でよく間にジャムやクリームが挟まれます。6個入り577円、9個入り787円、15個入り1450円です。
この竈っ子には、カリッとした塩の粒入りバターが挟まれていました。
生地自体には塩は加えられていないようです。バターだけを口にするとかなり塩っぱいのですが、一緒に食べるとちょうどよい甘塩っぱさになる仕組みです。これは、今まで食べたことのない味わいですね。これで塩っぱさがなければ、本当によくあるただのブッセですが、塩が入ったことにより自己主張を始めました。
もう一つ、プチ・トリアノンの塩スィーツ第2弾は塩まるです。

ヘーゼルナッツに塩味のホワイトチョコレートをコーティングしたもので、一袋200円です。
一見、エンドウ豆の塩豆のように見えますね。
ピーナッツでもなく、アーモンドでもなく、爽やかでヨーロッパの雰囲気が濃いヘーゼルナッツだからいいんでしょうね。塩味の効いたホワイトチョコとの相性は抜群です。これはウィスキーやブランデーをやりながら摘むのにピッタリです。
塩竈は万葉の時代から、貴族達にも憧れの地であり、多賀城と共に奥州の拠点でもあったわけですが、どうも近年は魚市場の街、加工場の町のイメージが強く、住んでいる方々も貴重な歴史的背景があることを誇りに感じていないように思えます。古式製塩法である藻塩焼きによってできる塩をイメージして作られた志ほがま(落雁の一種)もこの街の伝統的銘菓でしたね。石巻と同じように大型量販店の誘致により、空洞化が進んでいますが、神社(歴史)・魚市場・マリンレジャーと切り札が幾つもある塩竈にはもっと元気になってもらいたいものです。
プチ・トリアノン 本塩釜駅前店
- 所在地 :宮城県塩竈市海岸通り14-2
- 電話 :022-365-1528
- 営業時間 :10:00〜19:00
- 定休日 :木曜日
- 駐車場 :なし
多賀城店もあります。
- 所在地 :宮城県多賀城市桜木3-3-50
- 電話 :022-364-2238
- 営業時間 :8:30〜20:30(日・祝日〜19:30)
- 定休日 :木曜
- 駐車場 :なし




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