気候も少しずつ穏やかになってきており、日中に寒さを感じる日はほとんどなくなりました。そういえば、正月に釣りに行って以来、しばらくご無沙汰です。自分で釣った新鮮な魚が恋しくなってきました。先週末は高気圧に覆われ、洋上も穏やかになる予報だったので、居ても立ってもいられず釣りに行ってきました。
予報通りの穏やかな春の海となりました。今日はメバル狙いです。
釣れている時はいいのですが、釣れないと暖かくてウトウトしてしまいます。今日は送り迎え付きなので、缶ビール片手に釣り竿を持っています。
残念ながらメバルはたったの2尾だけ(浮き袋が膨らんで白い腹を見せて浮いています)。これでは、おかずに足りないので、お土産用のネウ(アイナメ)釣り仕掛けに切り替えました。

メバル釣りは船頭の技量に大きく左右されるのだと不満を漏らしながらも、ネウは空揚げから刺身サイズが飽きない程度に釣れてきます。
お土産も確保できたので、一発勝負に出ます。秘密の餌で大物を狙います。出ました大型クロソイです。

天は見捨てなかったです。1投目からゴンゴンと竿を絞り込む強烈なアタリ。クロソイ・・獲ったどぉ〜!!メバルが稚魚のように見えてしまいます。
本日の釣果です。これだけあれば色々な料理が楽しめますよ。
1日では食べきれないので、メバルは明日の晩に塩焼きにします。ソイと大きなネウはまず刺身でしょう。白身は1日寝かせた方が熟成して美味しくなるのですが、待ちきれないので半分は今晩食べましょう。
刺身の副産物、肝と胃袋の煮付けと刺身の端切れの胡麻醤油漬けです。

どちらも酒の肴に最高です。捌き終わって一風呂浴びて、出来たての酒肴で一献、釣り人冥利に尽きる瞬間です。煮付けには粉山椒、胡麻醤油漬けには溶き芥子が合いますよ。
これも刺身の余録であら煮です。目の周りや鰭の付け根の筋肉は繊維がしっかりしていて美味しいですね。やはり、日頃よく使っている筋肉は違います。
生姜を効かせて、醤油と味醂と日本酒だけで炊きました。少し炊きすぎでばらけ気味ですが、この方が身が外し易くなります。頭や鰭は一度、熱湯をかけて、白くなった粘膜を刮げ落としてから調味料で炊いていきますと生臭さがなくなります。
こちらはネウと残った餌のひいか(ジンドウイカ)の空揚げです。
ネウの白身は油ともよく合います。周りがカリッとしていますが、身はホコホコ崩れます。ひいかは目玉、口、透明な甲を取り除き、キッチンペーパーで水気をよく吸い取ってから片栗粉をまぶして揚げます。どちらも塩胡椒で下味を付けてあります。
本日のメインはネウ(左)とクロソイ(右)のお造り盛り合わせです。中央はソイの皮の湯引きです。
船上で血抜きをしなかったのでどちらもほんのりピンク色です。この季節には暖かみのある色もありかもしれません。まだ自己消化が始まっていませんので、歯応えを楽しむ刺身です。これが明日になると旨さを楽しむ刺身になります。皮の湯引きはポン酢で頂くとコリコリとした触感が堪りません。
次の日はメバルの塩焼きと熟成させた刺身でまたまた一献です。
メバルは白身でありながらも深い味わいがあります。この時期はまだ、身の脂が少なく、水分が少し多い感じがしますが、久々のメバルはご馳走です。刺身も昨晩とは違って、幾分柔らかくなりますが、旨味が増しています。
目の裏のゼラチン質のところが美味しいんです。尾鰭でメバルの骨酒も楽しみました。

メバルの棘は硬く鋭いので、慎重に身を外しながら食べていきます。その結果、身のあり場所や外し方を熟知するようになります。お箸の国ならではの食文化ですね。メバル酒もダシが効いて美味い!
春の海でのんびりと過ごし、海の幸をお土産に頂いて二晩に亘り楽しませてもらいました。偉大な海に思わず感謝したくなります。これからはメバルもネウも身が締まって脂も乗り、ますます美味しくなってきます。魚は美味しいシーズンにこそじっくり味わっておきたいですね。



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