白石パスタでジェノベーゼ
カテゴリー: 料理:麺類
仙台駅前のさくら野百貨店の地下食料品売り場で面白いものを見つけました。白石温麺で有名な白石興産(株)さんがパスタを売り出しているのです。宮城県産の小麦粉にデュラム小麦粉を配合し、温麺の伝統的な製麺技術を活かしてイタリアのパスタ感覚の乾麺を作ったそうです。条件反射で瞬買してしまいました。^^
温麺の故郷、白石で生まれたパスタです。少し細めのスパゲッティーニ(spaghettini)なのが温麺とのハイブリッドっぽいですね。

パスタの製麺は基本的には押し出し法ですが、白石温麺は引き延ばし法。つまり、パスタのデュラム小麦粉を混ぜて温麺の引き延ばし技術で作ったのでしょう。よく見ると透明感はなく、太めのマルタイ・ラーメン(ストレートの乾麺)みたいな感じです。値段は失念しましたが、380円(100g×3束)くらいで少し高めです。
何はともあれ、茹でてみましょう。この細さですので5分で茹で上がります。
これは驚き。何とも不思議な食感です。しかも、デュラム100%の乾燥パスタより茹で上がりの膨らみが大きく、ほぼ倍くらいなっています。その分、水分含量が多くなるので、パスタのようなスコッとした歯切れに白石温麺のモチモチ感を加えた感じになります。これでラーメンを作ったら相当美味しいだろうなと予感させます。
茹でている間に冷凍庫からバジルペースト(ペスト)を取り出し、茹で汁で溶いておきます。庭のバジリコも育ってきていますので、刻んでフレッシュな香りを補います。

このバジルペーストは昨年作って、冷凍して保存しておいたものですが、フレッシュバジリコが収穫できるようになるまでに使い切ります。これの作り方はこちらの記事をご覧下さい。
バジルペーストに刻んだフレッシュバジリコの葉を加え、茹で上がったパスタに和えていきます。
ぱさつくような場合は茹で汁で加減し下さい。和えているとバジリコの香りが香り立ちます。
フレッシュバジルを飾って、白石スパゲッティーニのジェノベーゼの完成です。
白石の製麺技術により生まれた新パスタとバジリコの香りが宮城とイタリアの食の架け橋なりました。
実に美味しい。久々に新しい味わいに出会いました。デュラム100%乾麺とフレスカ(生麺)の中間のような歯応えはバジリコの香りとも見事にマッチしています。
この麺を使って、麺料理を色々作ってみたいです。そうだ、イタリアの友人にもこの麺を送って評価を聞いてみましょう。
日本人は古来、世界中の料理を取り入れ、それを日本流に改良してきました。しかし、パスタは戦後日本に広まったことと、そのままでも麺食いの日本人が美味しいと評価されたためか、特に改造されることなく、現在に至っております。それをあえて日本の伝統的な麺類との交配を試みた冒険心には敬服します。それも独自の食感の新しい麺を創製することに成功しています。できれば、パスタとしてではなく、日本の新麺として売り出してもらいたかったような気もします。
白石興産(株) http://www.u-men.co.jp/
- 所在地 :宮城県白石市大畑1-1-2
- 電話 :0120-46-1453
さくら野百貨店 地下1階「ごちそう館」食材王国みやぎコーナーで販売。



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