【南三陸町志津川】山内鮮魚店のホヤと牡蠣ビール
カテゴリー: 料理:買い魚
南三陸町の志津川に凄い魚屋さんがあります。鮮魚販売主体から手作りの加工品生産に力を入れ、この20年で老舗の水産加工屋さんをも凌ぐほどに成長しました。現在、その製品は仙台空港を始め、仙台駅、東北自動車道SA、道の駅、だてもん市場等、主要な物産店や百貨店などで販売されています。そのお店は山内鮮魚店です。
志津川湾は養殖のメッカ。ワカメ、カキ、ホタテガイ、ギンザケなどが育てられています。残念ながら、少しガスがかかって視界が今一です。
志津川湾はギンザケ養殖発祥の地ですが、現在は女川湾が本県では生産量第1位とか。世界的にサケ類も消費が伸びて、値も上がり始めているようなので、頑張って養殖を続けてもらいたいものです。
志津川の街に入り、海岸通りを魚市場方向に少し走ると山内鮮魚店さんが、交差点の角に見えてきます。一見すると観光地にありがちな土産店兼用の魚屋さんです。

西日を避ける葦簀張り、小さな店舗、交差点にあり、駐車場も少し離れています。小名浜辺りの大規模鮮魚店と比べるとあまりに小規模な鮮魚店です。
ところがどっこい、この店の凄さは店内の商品を見ないとわかりません。もちろん鮮魚店ですから、新鮮な地物の魚もいつもあります。
ご主人自ら、目の前の志津川魚市場で競り落としてきたソイ類、アイナメ、ウミタナゴ、カレイ類、ツブなどが並べてあります。
目を見張るのは袋詰めや瓶詰めの加工品の多さです。パッケージの色彩にも気を配った瓶詰め類は眺めているだけで楽しくなります。

大工場で作った輸入原料の加工品ではなく、地元の材料を使った家内制手工業に近い手作りが魅力です。
山内さんの商品は数々の品評会で数々の受賞をしております。

カキの燻製(桜燻し)は農林水産大臣賞も受賞している銘品です。
なんと山内さんでは、カキを使ったビールまで造っていました。

志津川牡蠣のスタウトです。カキの肉や貝殻までも醸造の過程で加えているそうです。これは330mlで580円。是非、今晩飲んでみましょう。
さて、肴を何にするかが問題ですが、せっかく志津川まで来ているのですから、旬の海産物といえば、、、、なんといってもホヤでしょう!!
大きな3年物のホヤです。仙台では1個200円以上するサイズですが、たったの150円。今日の肴はこれで決まり。
さっそく、帰宅後にホヤを捌いて、一風呂浴びてから、食卓に付きます。まずは、ホヤ刺で自然の味わいを楽しみます。
醤油をつけないでも、ホヤの塩味だけで十分美味しい。レモンも締めるためではなく、ホヤに酸味を添える程度に使います。
こちらは、ホヤの即席紫蘇漬けです。ホヤの切り込みに大葉の香りを加えたものです。天に紫蘇の実の塩漬けを少々。
大葉の千切りと天然塩を少々加えて1時間くらい寝かせます。水分をさっと切っていただきます。色は悪くなりますが、一晩寝かせて食べても味が馴染んで美味しいですよ。
さてさて、お楽しみのカキ入りスタウト。一体どんな味でしょう。ワクワク。

本当にカキの味がします。それが決してミスマッチではなく、力強い上面発酵のスタウトゆえにカキの旨味をがっちりと受け止めています。ローストした大麦の香ばしさとカキのコクが溶け合って、今まで味わったことのないビールの新境地を作っています。
今宵は酒も肴も南三陸志津川の海の恵みで夢心地です。
旬のホヤは身も厚くて最高です。殻の中の海水をとっておき、仕上げに掃除した身をそれで洗うと風味と旨味が失われません。カキ入りのスタウトは一飲の価値があります。お店の通販サイトでも扱っているようですのでご利用下さい(下記URL)。
アイディアマンの山内正文社長が次々と生み出す商品は今までの魚屋さんの発想を超えています。和のお総菜や保存食に留まらず、洋食の技法も積極的に取り入れる姿勢には敬服します。今後、何が生み出されるか想像がつかないのも山内鮮魚店の魅力でしょう。
後継者もしっかり定着してネット販売にも力を入れています。通販サイトも良くできていて眺めるだけでも楽しくなります。そういえば、この山内鮮魚店は美味しんぼの第75巻にも紹介されたことがありました。志津川の魚屋さんが宮城を代表する水産加工屋さんに一代で発展させたのですから、大したものですね。
山内鮮魚店本店 http://www.yamauchi-f.com/
- 所在地 :南三陸町志津川字本浜町101
- 電話 :0226-46-4976
- 営業時間 :8:00〜18:00
- 定休日 :水曜日
- 駐車場 : 6〜7台
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