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山の珍味マタタビの実

カテゴリー: 料理:山菜・筍・茸

  梅雨らしい梅雨にならないまま、例年より3日ほど早く東北地方の梅雨明けが発表されました。発表以降、逆に涼しい曇り空となっているのが、皮肉ですね。さて、この季節、里山沿いの道を歩くと、白い葉が混じった蔓性の植物がよく目に付きます。これがマタタビで、ほぼ全国に分布しており、古くから利用されてきました。マタタビの実を食べると滋養強壮効果により、疲れが癒えて「また旅」ができると言い伝えられていますが、科学的には実証されていないようです。

 

 ただ、これに含まれるマタタビ酸には精神安定と神経機能向上の効果があるとされています。特に、ネコには抜群に効果を発揮し、一種の陶酔感を与え、ストレス解消、健康・食欲増進にもなるそうです。試しに昨年、マタタビの実を紙袋に入れて、庭に吊しておいたところ、翌日には見事に破られて持って行かれてしまいました。残念ながら、陶酔状態のゴロニャンコは見ることが出来ませんでしたが。


 

 

 

 

 白い葉が目立つマタタビの枝です。他の木にすがるように蔓が伸びます。
mata1.jpg
 この白い葉はかなり遠くからでも目に付くので、受粉の効率を高めるために虫を誘引するためのサインとされています。もしかすると、原始的な花の起源なのかも知れません。

 

 

 

 

 葉の一部やほとんどが塩素で脱色したように真っ白です。
mata2.jpgmata3.jpg
 完全に葉緑素を失って白くなったわけじゃなく、裏側は緑(下の写真)なので、表のごく表面に光を反射する物質が蓄積されたのかも知れません。

 

 

 

 面白いのはマタタビの実。ドングリ型とカボチャ型の2種類が一つの枝になっています。
mata4.jpgmata7.jpgmata8.jpg
 ドングリ型がノーマルで、カボチャ型は内部にマタタビミタマバエが産卵することによって、実が異常に発達した、いわゆる奇形です。虫えいとも呼ばれ、こちらの方がマタタビ酸の蓄積が多いので、値段も高いのです。この虫えいは主にマタタビ酒にして利用されており、ドングリ型の正常な方は、塩漬けで食料とされます。なお、マタタビの実はキウイフルーツなどの仲間ですが、生ではピリピリと辛く、とても食べることが出来ません。

 


 

 

 

 昨年、両方のタイプの塩漬けを食べ比べてみましたが、虫えい(カボチャ型)の方は食べられたものではありませんでした。
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 正常なドングリ型の方は、なかなかの珍味で、料理の添え物としても使えそうです。昨年はよく熟した9月に塩漬けしたので(昨年の記事)、フルーティーでオリーブのようなコクのある味が楽しめました。ただ、種が熟しており、プツプツと歯に当たったため、今年はまだ未熟な7月の実を漬けて様子を見てみます。15%程度の塩水に漬けました。

 

 

 

 

 一週間後の状態です。色褪せて、やや黄ばんできました。
mata10.jpg 
 でも、この香りはなんでしょう。秋のフルーティーな感じではありませんが、爽やかな芳香を放っております。

 

 

 

 

 こちらは断面ですが、キウイの仲間で仲間であることが、種の配列で伺えますね。
mata11.jpg  
 
肝心のお味ですが、漬けてからまだ1週間のためか、辛みと苦味が残っているものの、一種の珍味というところでしょうか。カリカリとした食感も暑い時には爽やかです。そうそう、未熟なキュウリの歯応えと似ていますね。

 
 


 

 

 

 

 は四季折々に、様々な恵みを我々に与えてくれます。これが食料の原点なんですけど、いま食べ物というと、お店で買う物という認識の方が大きいでしょう。自然から離れれば離れるほど、食べ物が育つ環境や食べ物が生きていることを考えることさえなくなっていきます。これは恐いことなんです。食べ物になってくれる生き物たちを知れば知るほど、その住みかであるを大切にしなければと思うようになるし、自然の恵みに対する感謝の念も芽生えてきます。世界的な食糧不足が確実にやって来ている現代、島国日本で1億3千万の人々を養っていくには、排他的経済水域も含めた日本の自然の生産力を最大限に上げて、持続的な利用を図っていくしかありません。

 

 

 

 

 

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