【福島市土湯温泉町】浄土平のケレーパン
カテゴリー: 紹介:パン・菓子
原油の高騰が多くの産業に甚大な影響を与えており、ヨーロッパの漁業者が大規模なデモを張りました。我が国でも今月、漁業者が全国一斉休漁に踏み切っております。この石油製品価格の高騰は、世界的な投機によるもので、グローバルな連携よる対応でしか解決のしようがありません。ただ、中には価格は需要と供給のバランスで決まるので、消費者が消費を押さえれば、自ずと価格も下がるのではないかという楽観論もあるようです。
とは申しましても、値上がりの現実は私たち消費者の生活にも大きな負担となっており、灯油が1缶2000円を超えてしまう今年の冬は如何にして暖を取ろうか今から憂鬱になってしまいます。当然ながら、車の使用も極力抑え、一人で気ままなドライブはもちろんのこと、夫婦での小旅行も電車にするかとまじめに考えておりました。
そんな折、購読している新聞社のバス企画ツアーが目に止まりました。今回の企画はバスで磐梯吾妻、猪苗代、裏磐梯を巡り、山形県高畠町に抜けて、おとぎ街道から白石経由で帰ってくるものです。昼食にホテルのバイキングやらワイナリーでの試飲やらも付いて、一人4000円でお釣りが来るのですから、魅力的です。それに運転をしなくても良いのですから、お酒も飲めるし、眠くなったら居眠りもできるのです。何で今まで利用しなかったんでしょう。子供達も親とのツアーより友達同士で行くことが多くなり、昨今は夫婦二人で出かける回数も多くなっていたのに・・・。地球環境と家計のためにも今後はこのようなツアーに積極的に参加してみたいと思います。
さてさて、それでは磐梯・置賜方面バイキングツアーの出発です。最寄り集合場所からバスに乗車、一路、東北自動車道を南下して、インターから磐梯吾妻スカイラインへと進みます。単身、夫婦、数人のグループと様々な方々と小旅行を共にします。みなさま、初めてお会いするのですが、全体的には自分たちと同じ中高年世代ですね。出発前の期待感で胸高まるのですが、如何せん仙台は霧雨が肌を濡らす天気なので行き先に一抹の不安を感じます。
磐梯吾妻スカイラインをうねりながら大型バスが登って行きます。やはり最悪な天気となり、辺り一面乳白色。
これでは目指している浄土平でも雄大な景色が臨めないであろうと車内ではみな沈痛な面持ちとなっております。
ところがどうでしょう。頂上に近づくとバスは雲の上に出てしまい、眼下に雲海を見下ろすようになりました。なんと頂上の吾妻小富士もスッキリと見えてきたではありませんか。神は我々を見捨てなかった。^^
車内は光が差したように明るくなりました。この頃には、何かみんなに連帯感のようなものが芽生え始めておりました。
浄土平の駐車場にバスを止めて、吾妻小富士の登山道をみんなで登り始めます。
頂上はすぐそこに見えているのですが、中高年主体のこの団体は休み休みの登山です。日頃の山歩きでこれくらいは、屁でもないのですが、ここは、アワペースで行きましょう。
吾妻小富士の噴火口(1707m)とそこから見下ろす浄土平のレストハウス周辺の眺望です。
噴火口は蟻地獄のようで吸い込まれそうです。このカルデラを麓の福島市の方から眺めると富士山のように見えることから吾妻小富士とか。それにしてもついてます。雲がもう少し高かったら、この辺りも真っ白な世界だったのでしょう。浄土平は日本一星に近い天文台があることで有名で星空の観察スポットとして人気があります(左写真クリックで左端に見えます)。
さて、小登山からレストハウスに戻り、物産品や展示パネルを眺めていると面白いもの発見。天鏡閣の薬膳五穀ケレーパンですって・・・
しかし、天鏡閣ってなに? ケレーってなんですか? 説明書きに目を通しますと、明治41年、有栖川宮威仁親王殿下が猪苗代湖畔の風光をお気に召し、御別邸を建設され、それに天鏡閣と命名されたそうです。その当時、カレーのことをケレーと呼んでいたことから、明治のノスタルジックを往時のレシピで復刻したのが天鏡閣ケレーとのこと。その頃、ケレーは様々なスパイスを使うので、漢方の薬膳料理のような存在だったそうです。
一見すると全粒粉パンのような外観ですが、生地には福島産玄米と小麦を使っており、もちもちタイプのパンとなってます。
薬膳の精神を受け継いでか、生地にもこだわりを見せています。薬膳五穀ケレーパンは1個200円。姉妹品に中国古代米の餅が入った薬膳赤餅ケレーパン(300円)と薬膳赤餅あんパン(230円)がありました。
中のケレーはさすがに素晴らしい。クミンの香りもガッチリ効いたスパイシーなカレーです。
パンがもちもちなので切るとどうしても潰れてしまいます。このもっちりパンとスパーシーカレーがうまい具合に組み合わさって、スナックというより、立派なご馳走となっています。
浄土平レストハウスの2階はレストランになっており、郷土料理も味わえますよ。ケレーパンの他にもカレー味のコロッケ、コロッケレー(180円)もあり、食事まではという方にも手軽に楽しめる軽食も揃っています。ケレーパンはレンジで温めてもらえますので、寒い季節にも熱々が頂けます。吾妻小富士に登った後は是非ここでリフレッシュしてみて下さい。
この後、バスは南に下り、猪苗代湖の方へ移動して参ります。(続く)
浄土平レストハウス http://www.tif.ne.jp/soumu/zyodo.htm
- 所在地 :福島県福島市土湯温泉町字鷲倉山地内
- 電話 :024-543-0980
- 営業時間 :9:00〜16:30
- 定休日 :11月16日〜翌年4月7日
- 駐車場 : 有料 バス38台(1630円)、乗用車270台(410円)



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