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【御城下探訪:肴町】すずりきの鰹丼

カテゴリー: 外食:居酒屋・割烹

 城下町仙台の昔の匂いを探して巡り歩いています。伊達政宗が仙台を開府した後、城下町の整備に力を注いでおりますが、最も大手門に近い主要なエリアには米沢や岩出山から正宗に付き従ってきた譜代の商人を住まわせました。

 

 肴町譜代町の一つで、水産物(五十集物)の専売権が与えられていました。魚市場魚問屋も置かれ、伊達家や城下への水産物供給を勤めてきました。現在、仙台の魚市場(消費地市場)は卸町に移ってますが、なにか肴町の名残がないか探してみました。

 


 

 

 

 

 かつての肴町は一番町のフォーラスの少し南から西公園の方へ入り、2ブロック進んだ肴町公園から西の道筋です。
sakanamati1.jpg sakanamati2.jpg
 当時はここにも魚市場や魚問屋があったのでしょうか。

 


 

 

 

 

 

 肴町公園もビルの谷間に埋まる一角ですが、コンクリート砂漠のオアシスとして貴重な存在です。
sakanamati3.jpg sakanamati4.jpg
 公園の角には肴町の辻標が設置されています。これは由緒ある町名や通名を後世に伝えていくことを目的として、仙台市制88周年記念事業で設置したものだそうです。その由緒ある町名をなくしたのも仙台市だったのですが・・・。

 

 


 

 

 

 

 肴町公園の角から西公園の方を見ています。かつてはここが築地の場外のように活気に溢れていたのでしょうか。
sakanamati5.jpg 
 ここからかつての肴町の中心部になりますが、なにか名残は見つかるでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 ここはかつて細横丁と呼ばれた晩翠通りとの交差点です。
sakanamati6.jpg sakanamati7.jpg
 晩翠通りは戦後に拡張された道路ですが、かつては奥州街道に平行する細横丁で、人通りは少なかったそうです。この道の愛称晩翠通りはこの道の沿道に住んでいた文学家の土井晩翠に因んでいます。

 


 

 

 

 

 

 晩翠通りを渡ってさらに進みますと、今はない肴町が店名に使われていました。
sakanamati8.jpg sakanamati9.jpg
 みなさん歴史的な町名に愛着と拘りがあるんですね。右の写真は現在の住居表示である大町二丁目7と無言の対抗をしているように感じましたよ。

 


 

 

 

 

 

 こちらはお茶の井ヶ田さんの石蔵です。
sakanamati10.jpg 
 これは比較的新しいもののようですが、町に味わいを与えてくれます。

 

 

 

 

 

 

 ここが、肴町の西端で、歩いてきた道を見ています。振り返りますと、すぐそこが西公園です。
sakanamati11.jpg sakanamati12.jpg
 肴町は城下でも譜代の商人町で開府当初から、5万人を超える人間の水産物供給を担っていました。鮮魚店の一つくらい残っているかと思ったのですが、やはり、肴町に昔の名残を見つけるのは無理だったようです。戦後は住宅地として復興したため、魚屋さんはなくなったとのことです。でも、ここで暮らしておられる皆さんの心の中には今も脈々と肴町が息づいていることがわかって嬉しくなりました。

 

 


 

 

 

 

  さて、肴町公園に戻って、さっき目を付けていた美味しそうなお店に伺ってみます。
sakanamati13.jpg 
 小粋な感じのすずりき(寿々力)さんです。少し高めかと思ったのですが、、、

 


 

 

 

 

 

 ランチタイムにはリーズナブルな丼物が頂けるようです。
sakanamati14.jpg 
 今が旬の戻り鰹の丼が800円です。

 

 

 

 

 

 

 店内にはカウンターとお座敷があり、外観よりは広々しています。フグのおしぼりがいいですね。
sakanamati15.jpg sakanamati16.jpg
 こちらのお店はもしかしたら、フグが看板のお店なのでしょうか。

 

 


 

 

 

 

 

 やって参りました。すずりきさんのランチメニュー、鰹丼800円です。
sakanamati17.jpg 
 鰹丼は丼が盃型なので量が少なく見えますが、鰹の量は十分でした。ただ、後から来た常連らしきお客が、席に着くなり「鰹丼大盛りで」と躊躇わずオーダーしていましたので、ご飯は少し少な目なんでしょう。女性客も多いですから、標準よりやや少なめの設定なんでしょうか。

 

 

 


 

 

 

 それにしても、鰹の量が凄いです。「カツオ食ったど~!」という満足感が得られます。
sakanamati18.jpg 
 ご飯には酢が打ってあるようでした。ビジュアルも良く考慮された漬け丼ですね。

 

 

 

 

 

 

 

 ところが、これはただの漬け丼ではなかったのです。
sakanamati19.jpg 
 おそらく鰹自体には下味をつけていないのではないでしょうか。トロリとした旨味たっぷりのタレを塗してあります。味噌は使っていないようですし、塩辛くもない。何かの微粉末が使ってあります。節粉かも知れません。

 

 

 

 

 

 

 蓋はありませんがこの椀物のような汁が素晴らしかったです。サワラの汁なんですが、アラではなく腹身を丁寧に切ってあります。
sakanamati20.jpg 
 サワラはただでさえ身が柔らかいのに、腹身ときたら口の中でとろけそうでした。一口汁を含んだ時、鰹節の香りを感じました。椀の底にも節粉らしき微粒子が沈殿しておりましたので、ここのご主人はこれの使い手なのかも知れません。^^

 

 

 

 

 

 

 

 副菜にはオカヒジキの浸し物と大根の漬け物です。
sakanamati21.jpg 
 後方の湯飲みを見て下さい。活魚割烹と書いてあります。気付かなかったけど、どこかに水槽でもあるのでしょうか。

 

 

 


 

 

 

 肴町に魚屋さんの名残を求めて彷徨いましたが、なにも見つけることができませんでした。ですが、また来てみたい魚料理屋さんが見つかりましたので結果オーライでしょう。肴町って良い響きですよね。そういえば、盛岡の城下町ではまだ使われていました。いま、ちょっと調べただけでも、隣県では岩手の盛岡の他に秋田の由利本荘市、山形の酒田市・山形市、新潟の村上市などには、まだ肴町という町名が残されています。仙台市はなんか勿体ないことをしてしまったような気がします。

 

 

 

 

 


 活魚割烹 すずりき


  • 所在地  :仙台市青葉区国分町1-4-1  ベルマンション鈴力1F
  • 電話        :022-221-7231 
  • 営業時間 :17:00 ~ 22:00
  • 定休日    :日曜
  • 駐車場    :なし

 

 

 

 

 

 

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庄内人

URL | [ 編集 ] 2008/10/31(金) 11:27:14

サエモンさん、こんにちは。サエモンさんはどうして、こうも心惹かれるお店を見つけるのがウマイんでしょう。良い店を嗅ぎ分ける鼻を持ってるとか? まずはランチで様子見して、夜の雰囲気も探ってみたくなりました。

ところで、肴町の名残りは見つからなかったとのことですが、このお店に関してこんな記事がありましたよ(ちょっと古いですが)。
http://www.coco19.net/contents/gourmet/200310240023/index.php

サエモン

URL | [ 編集 ] 2008/10/31(金) 20:39:28

  庄内人さん 今晩は。

 このお店は全く偶然に行き当たりました。本当に良いお店ですよ。
ご教示のサイトにも紹介してあるとおり、割烹の技術を大衆的な
価格で提供してくれるようです。

 しかも、元は魚屋さんだったんですね。周辺に鈴力ビルというのが
あるので、かつてのこの辺の大店だったんだろうとは思っていました。

 非常に清潔な印象を受けるお店です。いつかのオフ会に使わせて
頂きましょうかね。^^












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