【東松島市】えんまん亭の鳴瀬かき丼
カテゴリー: 外食:丼・オーバーライス
このところ、松島のかき祭りに行ったり、かき丼キャンペーンに参加している独まんさんのかき丼を食べに行ったりとすっかり牡蠣(かき)づいています。スーパーや鮮魚店でもふっくらと一粒20g以上はありそうなかきが並ぶようになっています。しかも、加熱調理用で販売していることもあり、かなり安く買えるようになってきました。大粒のかきはフライやかき丼がいいですね。かきも生食用は3月末まで、加熱調理用でも4月までですから、大粒の美味しい牡蠣も終盤戦に入ってきています。
今日は宮城県で一番美味しいと勝手に惚れ込んでいる鳴瀬のかきの生産現場を見学してきました。東名(大塚字長浜)にあります宮城県漁協鳴瀬支所のかき処理場です。
市町村合併で鳴瀬町がなくなり、東松島市となってしまいました。鳴瀬の牡蠣は鳴瀬川との関わりで高品質なので、いつまでも鳴瀬の牡蠣と呼び続けたいものです。
熟練した剥き子さん達が一日で20Kg以上も剥き上げます。剥かれた身は右の洗浄機で殻などのゴミが除かれます。
私は大体1分で5~6個の牡蠣を剥けますが、プロは5~6秒で1個を剥きますね。見ていても惚れ惚れするスピードです。右の洗浄機は階段状の水路を剥き身が海水とともに流れる過程で貝殻片などの重い異物が底に溜まって取り除かれる仕組みです。
大粒でふっくらした鳴瀬のかき。冷却した滅菌海水でよく洗ってから入札にかけられます。
このように大粒になると、やはり加熱調理が向きますね。身も詰まって、加熱しても縮みません。牡蠣を見ているとどうしても食べたくなりますね。ただ、鳴瀬近辺にはかき料理のお店がありません。
野蒜海水浴場の近くに食事処えんまん亭さんがありますが、こちらでかき料理が食べられるそうです。
このお店、創業40年以上の歴史があり、私の記憶では以前はホルモンなどの焼き肉屋さんでした。どうも近年、地元の海産物も使ったメニューを加えたようです。
ラーメンから丼物、各種定食までこなす何でも食堂ですが、左の季節限定メニューには地元の海の幸が使われます(クリックで拡大します)。
かきの料理は10月から3月までです。あら汁もボリュームたっぷりでお薦めとのこと。
本日はかき丼800円とどんこのあら汁530円です。
とてつもないボリュームで食べきれるか不安になります。
これはどんこのあら汁とのことですが、あらではなく、立派などんこ汁ですよ。
大きなどんこが1.5尾分も入っていました。多少グロっぽい顔していますが、みちのくの冬の味覚ですね。どんこは標準和名がエゾイソアイナメと言いますが、アイナメの仲間ではなく、チゴダラ科ですから広い意味でタラの仲間ですね。もちろん、立派な肝も入っていましたよ。
副菜にはナマコの酢の物まで付いてきました。
コリコリの感触は久しぶりです。中国へ乾し海鼠輸出で、ナマコがなかなか手に入りにくくなってましたので数年ぶりの味わいです。ナマコは子供の頃から大好きでした。^^
えんまん亭さんのかき丼は親子丼風の玉子とじです。
ちょっと見えにくいのですが、大きなかきが10粒近く入ってましたよ。味付けは私には少し甘味が強すぎましたが、これが普通でしょう。
このぷりぷりのかきが思う存分堪能できました。
かきと卵の相性は抜群ですね。そういえば、かきの卵炒めも美味しいですね。
本日はマイベストの鳴瀬のかき処理場見学とかき丼まで楽しむことができました。かきは本当に美味しいですね。だからこそ、世界中の国々で古くから愛されてきたわけです。宮城に住んで美味しいかきに巡り会えて本当に幸せだと思っています。この特権を謳歌しないと勿体ないですね。^^ えんまん亭さんでは、かきが終わるとシャコやウニやアナゴに移り変わりますが、四季折々の海の幸が頂けますよ。海の幸が満載の海幸ラーメンも毛ガニ、ズワイガニ、シャコ、エビ、ホタテなどが山盛りになっていて腰を抜かしますよ。野蒜方面にお越しの節は是非お寄り下さい。
えんまん亭
- 所在地 :宮城県東松島市野蒜洲崎71-190
- 電話 : 0225-88-3769
- 営業時間 :10:30~19:30
- 定休日 :不定休
- 駐車場 :あり

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