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【山形市百目鬼】百目鬼温泉と山形の保存食

カテゴリー: 紹介:加工食品・調味料

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  本日は山形市郊外に2006年12月にオープンしました100%掛け流しの百目鬼温泉にやって来ました。日帰り専門の温泉施設ですが、入湯料はたったの300円。宮城県では沸かしの循環でも800円~1000円もするところが多いので羨ましい限りです。温泉に農産物直売所も併設されているので湯上がりの買い物も楽しみです。

 

 

 

 

 山形駅前の市街地から南西方向に10分ほど車で走りますと、田園地帯が広がってきますが、その中に突然、温泉施設が見えてきます。まだ新しい百目鬼温泉です。地域の住民の方々がが出資して作られた温泉施設です。中規模ですが、完全な露天風呂もあって晴れた日には爽快な入浴が楽しめます。この日は晴天で来た甲斐がありました。

 

 

 ところで、この温泉の名前は百目鬼と書いて、どめき(どうめき)と読みます。百目鬼はこの周辺の地名ですが、ちょっとおどろおどろしいですね。水木しげるの漫画にも百目という妖怪がいますが、こちらにも何か伝説があるのでしょうか。気になって色々調べて見ました。お急ぎの方は下の画像までスクロールして下さいませ。

 

 

 


百目鬼に関する愚考です。


 

 どめきという読みですがどうめきから変化したのでしょう。どよめきとどろきと同じように川の瀬音や波の音からどうめきが生じたと言う説があります。東京の世田谷の等々力(とどろき)にもかつては渓谷があったそうです。また、宮城県の網地島の南端にもどわめき(渡波滅生)もしくはどみき(涛波岐)という崎がありますが、これも波が突端に当たる音から来ていると考えられます。


 

 ただ、山形の百目鬼はそうでしょうか。周辺には田圃の用水や小川はありますが、ざわめくような瀬音が聞こえるような河川はありません。このような小川で百目鬼(どうめき)なら、日本の平野部の至る所が百目鬼になってしまいます。


 

 検索エンジンの地図機能で百目鬼を探してみると、山形以外にも福島県石川郡古殿町山上百目鬼宮城県栗原市金成大原木百目鬼があり、栃木県宇都宮市塙田には百目鬼通りがありました。それに、百目鬼さんという名字も宇都宮ではよく見られるようです。どうも、百目鬼の発祥地は宇都宮でそれが、東北地方に広がったようにも見えます。

 

 

 さらに、宇都宮には百目鬼伝説があり、やはり、百目鬼は百の目を持つ妖怪でした。平安時代の初期に平将門の乱を鎮圧した藤原藤太秀郷が下野国(現在の宇都宮市大曾)でそれを退治したというもので、その地を百目鬼と呼ぶようになったそうです。


 

 藤原藤太秀郷の子孫もその後、東北一円に広がったとのことですので、住み着いた地に故郷の百目鬼という地名をつけたのではないでしょうか。その一つが、今回、訪れた山形市百目鬼なんだと推測しています。なお、妖怪百目鬼百々目鬼(どどめき)と呼ばれることもあり、どどめきという音が波や滝の音を連想させるので混同されるのではないかと思います。

 

 

 


 

 


 

 さて、この百目鬼温泉の入湯料はたった300円ですが、風呂上がりに畳でゴロンとなりたい時は広間での休憩料が別途300円必要になります。
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 ロッカーがロビーにしかないので、脱衣所に入る前に貴重品やカメラを保管しなければなりません。残念ながらお湯の様子は撮れませんでした。泉質はナトリウム-塩化物泉高張性中性高温(56.9℃ pH7.6 500L/M)とのことですが、お湯は白濁した緑色でかなり金気が強く感じられます。しかも火薬のような臭いというか、豚骨の香りというか、硫化物泉とは異なる独特の臭いです。高張性なので、1回3分以内の入浴と書いてあります。露天風呂は垣根で囲まれていますが、広々とした空が展開し、湯船の周囲にある階段状の座り石に寝るように座って、縁石を枕替わりに空を眺めると超気持ちいいです。露天風呂は少し温めなので、15分くらい浸かってしまいましたが、とりあえず異常なし。^^

 

 

 

 

 

 風呂上がりは無料のロビーで冷たいお茶を飲み、さっそく、併設されている農産物直売所を物色します。
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 この温泉は農家の方々が立ち上げた株式会社のようで、(株)本沢百目鬼温泉直売所が正式な名称です。本沢というのは百目鬼を含む地区名で農業生産が山形市内でもトップクラスの地域です。

 

 

 

 


 

 

 

 小さな店舗ですが、取り扱い品目が多く、見ていても楽しくなります。
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 我が家の畑では、現在、つぼみ菜と雪菜くらいしか収穫できないので、この時とばかりに買い込みます。本沢地区は果樹栽培も盛んなのでフルーツの季節は色々並ぶことでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 ちょっと面白いものを見つけました。秘伝青ばた豆の打ち豆です。山形らしい保存食品です。
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 打ち豆は大豆をふやかして柔らかくし、一つ一つ丁寧に木槌でたたいて潰したものです。これをまた少し乾燥させて保存します。潰してあり、多少水分を含んでいるので、水に一晩浸さないですぐに料理に使えるのが魅力です。この打ち豆、今でも北陸から会津、山形~青森、北海道の日本海側一帯で食べられており、北陸からかつての北前船の海運によって広がったようです。会津も分水嶺を越えていますので日本海側ですね。

 

 

 

 

 もう一つ山形らしい保存食。塩干しわらびです。
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 塩蔵したわらびはよく見ますが、それを揉みながら乾燥させたものです。一見ゼンマイのようですが、どのような食感になるのか楽しみです。

 

 

 

 

 

 

 本日は青物の他に塩干しわらび打ち豆を買い込みました。帰ってから料理するのが楽しみです。
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 山形の内陸部ではこのような山菜・野菜類を長期保存が可能のように巧みに加工して利用してきました。特に冬の長い置賜、村山、米沢地域では先日ご紹介したからかい棒たら同様、なくてはならない常備菜だったのでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 変わった名前の百目鬼温泉、その由来をいろいろ愚考してみましたが、やはり宇都宮の妖怪伝説との関連が有力だと思います。もちろん百目鬼温泉には妖怪は出ません。^^ 伸び伸びとした露天風呂は日頃の疲れを癒すのに最適です。開湯してから2年が経過していますが、市街地に近い温泉だけに、今でも人気で休日の午前中は洗い場が塞がりっぱなしになります。併設の農産物直売所は山菜や果樹の季節が楽しみです。本日仕入れた打ち豆塩干しわらび次の記事で、その料理をご報告いたします。

 

 

 

 
百目鬼温泉


  • 所在地  :山形県山形市百目鬼42-1
  • 電話        :023-645-9033 
  • 営業時間 :6:00~22:00 
  • 定休日    :第1月曜
  • 駐車場    :100台 
  • 入湯料  :300円 

    シャンプー、セッケンあり

 


 

(株)本沢 百目鬼温泉直売所


  • 所在地  :山形県山形市百目鬼42-1
  • 電話        : 023-645-9033 
  • 営業時間 :6:00~21:00 
  • 定休日    :第1月曜
  • 駐車場    :100台

 

 

 

 

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風写

URL | [ 編集 ] 2009/02/20(金) 05:51:11

おはようございます

前の会社に、同じ名前の女性スタッフがいて、女性にはちょっと可哀想な苗字かなぁと勝手に思っていましたが、本人は微塵も気にすることなく、明るく溌剌とした女性で、みんなにメッキーと呼ばれて可愛がられていました。

ところで、等々力渓谷、今でもあるはずですよ。
環八のすぐ脇にある階段を下りていくとそこはもう森の中の渓谷。
多摩川のほうに向かって、流れていると思います。
最後に行ったのは10年ちょっと前ですが、瀧や神社もあったかなぁ。
写真、探しておきますね。

ベルディの最初のホームグラウンドも同名ですが神奈川県側。多摩川を挟んで広い範囲が等々力と呼ばれていたようですから、多摩川の流れる音を指しているのかもしれませんね。

土日に藤崎前で、平成21年純米新酒初蔵出し、があります。
行ってみましょう。

風写

URL | [ 編集 ] 2009/02/20(金) 07:01:59

追伸
百目木という地名も見たことがありますね。
鬼を恐れて字を変えたのかもしれませんね。

サエモン

URL | [ 編集 ] 2009/02/20(金) 21:30:23

風写さん 今晩は。

 百目鬼は伝説によると、身の丈3mの女性で、腕に百の目が
あったと言われています。水木しげるの妖怪とはずいぶん違います。
メッキーさんとは可愛いですね。ドメッキーでも親しみが持てます。

 等々力渓谷は今でもありますが、護岸が整備され、水も他から
導入していますね。以前のとどろくような渓谷ではなく、水量豊かな
用水のようになってます。

 よほど大きなとどろく音やどどめく音がする所は、それを地名に
した方が指標性がありますので、昔はよくやることだったんでしょう。
宮城県網地島の渡波滅生埼もしくは涛波岐埼は後から漢字を
当てたと思われます。

 百目木は縁起を担いで、鬼を外したんでしょう。正統派から
見れば、それこそ邪道ですね。^^

 新酒の蔵出しですか、魅力的ですね。残念ですが、今週の土日
は別用がありました。(涙)

unico

URL | [ 編集 ] 2009/02/22(日) 11:21:29

秀郷氏にまでおよぶ百目鬼考察とても楽しく読ませていただきました。
干し蕨、打ち豆、どれも扱ったことのない食材ですので、
尊敬のまなざしです。煮物のような豊かなお味噌汁食べてみたいです。

サエモン

URL | [ 編集 ] 2009/02/22(日) 20:18:13

  unicoさん こんばんは。

 伝説の百目鬼と水の音がドドンとする所の地名の音が似ているので
混同されているのじゃないかと思い調べてみました。

 単なる食いしん坊の好奇心がさせたことですので、あまりおだてないで
下さい。^^

 でも、伝統的な保存食は意外と美味しいと言うことが最近よく分かる
ようになりました。生鮮物の美味しさも大切ですが、塩蔵、乾燥により
醸成される美味しさも日本に残していきたいですね。











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