新しい記事を書く事で広告が消せます。
中年サラリーマンが杜の都仙台を中心に美味しくて心に染みる食材や料理店を求めて食べ歩きます。休日には畑を耕し、食材の調達に海山にも出ることも。
サエモン@みちのく仙台~美味究真~
新しい記事を書く事で広告が消せます。
【女川町】名残のカキと走りのシラス
カテゴリー: 外食:寿司・魚貝類定食
久々に女川町に仕事で来ています。霞のかかった春の海は眺めていると眠くなってきますね。
春の海 ひねもすのたり のたりかな
という有名な与謝蕪村の俳句がありますが、春の穏やかな海で怪獣ヒネモスが水面をゆったりと遊弋している様を詠んだものとの解釈を試験で回答した学生がいたそうです。^^ ヒネモスは漢字で書くと終日であり、一日中ということですね。
女川町は漁港の街です。今はコウナゴ(シラス)やイサダ(ツノナシオキアミ)の盛漁期ですね。
女川は石巻と同様、市場近くに美味しい食堂があります。ドライブンインこのりさん、マリンパルの古母里さん、三秀さん、金華楼さん、市場食堂さんなどなど、いつも迷ってしまします。
今日はまだご紹介していなかった魚市場そばの食事処おじかさんにしましょう。金華楼さんの並びですね。
3階建ての横長のアパートみたいな建物の1階にあります。駐車場は向かいの町営が30分まで無料です。
登り旗にもありましたように、うに丼が人気なのですが、地物が獲れるのはもう少し先ですね。
もう4月ですが、まだカキフライが食べられるようです。
定番メニューにもうに丼があるところを見ますと、周年、各地から取り寄せているのでしょう。春の便りしらす(コウナゴ)のお汁があるようですね。
女川港にもコウナゴのランプ網が水揚げしますので、新鮮のよいコウナゴが食べられそうです。だったら、釜揚げ丼もやってほしいなぁ~。^^
迷った末に、名残のカキフライ定食1150円に走りのしらす汁300円を付けてオーダーしていました。^^
ちょっと、すごいボリュームになってますけど・・・。しらす汁も丼一杯だし。貧乏リーマンが、後先顧みず、一体何をやっているのでしょう。
このカキフライのすごいこと。大粒のカキが8個もやって来ました。^^ これは仙台では見られない光景ですね。
とても個性的なカキフライです。薄い天ぷら衣に粗挽きの生パン粉がまばらに付いた感じです。ですから、食感はカリッではなく、ふんわりですね。さらに、ギリギリ生じゃないという絶妙な揚げ具合、カキ好きには堪りませんが、慣れないとちょっと生っぽいかも。
副菜の冷や奴とつぼ漬け風の漬け物が口の中をさっぱりさせてくれます。
いやいや、それにしてもすごい量、カキ好きの拙者も最後の方はちょっとお持ち帰りにしたかったほどです。
このしらす汁は絶品でした。初物の美味しさだけではなく、しらすの品質が素晴らしい。
しらすは走りのためもありますが、まだ小型で、しかもお腹に餌が入っていません。餌であるプランクトンを飽食したしらすは腹部が赤くなるのですが、これは真っ白。よい時間帯によい群れを漁獲したのでしょう。
女川は地元に揚がる水産物を使った料理の食べられるレストランや食事処がたくさんあり、来るのが楽しみです。出来れば、二日位泊まって、地元の方々が利用する居酒屋で地元の魚で飲んでみたいですね。港町には全国チェーンの居酒屋は似合いません。ここ食事処おじかさんも夕刻19:30までは営業してますが、飲み客相手の営業はしていないようですね。さらりとこちらでビールをやらせてもらって、次に繰り出すのには良さそうです。
食事処おじか http://www.h3.dion.ne.jp/~ojika/
- 所在地 :宮城県牡鹿郡女川町女川浜字大原504-12
- 電話 :0225-53-2826
- 営業時間 :11:30~15:00、17:30~19:30
- 定休日 :不定休(月2回平日)
- 駐車場 :向いの女川町営海岸駐車場(30分無料)


コメントの投稿