【塩竃市】みそ兵衛の味噌ラーメンとつけ麺
カテゴリー: 外食:ラーメン
塩竃市内の45号線を松島方向に走り、魚市場の入り口を通り過ぎて、生協やイエローハットがある交差点にみそ兵衛さんという味噌ラーメンの専門店があります。以前、雪村グループのめん商人さんがあった所です。味噌にこだわり、味噌一本でやっているところが面白そうなので家族で寄ってみました。
交差点に大きな看板が出ていますのですぐに分かります。イエローハットやマックと同じ敷地です。
建物の外観、味噌ラーメン主体の業態、価格などから利府のジャスコの北側にあるはちべえさんと同系列のような気がします。さらにはちべえさんには石焼き炒飯があって、雪村グループのめん商人さんの名残も感じます。^^
店内は以前のめん商人の時と同じで木造の山小屋風です。っていうより、そのまま活かしています。
L字カウンターの周囲にテーブル席と小上がり配置されています。
メニューを見ますと麺類は全て味噌味でみそ兵衛ラーメンというのが基本のようです。
プラス250円でミニ飯物が付くセットも4種類ほど用意されているようです。
医者に金をかけないで、味噌に金をかけろとのことわざが貼ってあります。
よい味噌を摂れば、病気にならないということでしょうか。味噌へのこだわりの演出ですね。
こちらは細君の頼んだみそ兵衛ラーメン580円です。具にはスープの熱ですぐにとろける煮豚と材木のような極太メンマ。この辺がはちべえさんとそっくりです。^^
シンプルなトッピングですが、味噌ラーメンしかないので、これが醤油系なら基本のラーメンに相当するのでしょう。いわゆる炒め野菜の乗った普通の味噌ラーメンは野菜みそラーメンとなります。味見させてもらうと、脂がかなり浮いてくどそうですが、スープ自体は意外にさっぱり。コクも深くてなかなかよい具合です。
麺はもちもちとした中太で私好みです。味噌ラーメンが細麺で柔らかいほど苦痛はありませんからね。
添加物は使っていないと説明書きがありましたが、かん水なしでこの弾力が出せるのでしょうか。
こちらは娘の頼んだ野菜みそラーメン700円です。野菜が山盛り乗っているのが嬉しいですね。コーンがないのもありきたりでなくてよいです。
野菜は上手に強火で炒めてあり、香ばしさとシャキリ感が残っています。弾力のある中太麺とよく合っています。
卓上のメニューには書いてないのですが、カウンターの上には大きくつけ麺の写真が掲げてあります。
当然ながら、つけ汁も味噌味なのでしょう。煮干し風味と書いてありますね。なるほど、煮干しの味噌汁は美味しいですからね。
私が注文したつけ麺700円です。麺量は通常の1.5倍だそうです。
最初からスープ割り用のスープがお盆に乗せられてきましたね。つけ汁が濃かったらこれを使って下さいと店員さんが言っていましたので、最後に汁を薄めて飲むためではなく、濃度調整用らしいのです。
つけ汁にも透明な脂が浮いてかなり浮いています。そのためか、煮干しの風味はあまり感じませんでした。味噌味の汁の底にはメンマと煮豚が沈んでいます。
味はつけ麺用ですから、それなりに辛めです。煮豚は既に崩壊しつつあり、元の形には戻せません。メンマは先ほど同じく角材のような極太です。
麺は最近のつけ麺としては細い部類に入ります。あれ、みそ兵衛ラーメンと同じ麺だろうか?
みそ兵衛ラーメンと同じなんでしょうが、先ほどのような弾力をあまり感じません。水で締めているはずなんですが、多少くっついている部分もあり、少し茹ですぎたようです。最近、流行の極太つけ麺と比べると非常に柔な感じがしてしまいします。この麺に存在感が出てくるとよいのですが。
このみそ兵衛さんはグループ店かも知れませんが、それを感じさせない努力をされているのではないかと思います。それにつけ麺以外は自家製の無添加麺が大変美味しく、コクのあるみそ味のスープとよく合っており、また食べたくなる魅力もあります。価格に対してやや麺量が少ないのが、若手の営業マンや肉体的労働をしている方々には少し不満かも知れません。そのために250円のセットメニューを用意しているのでしょうけど、それにするとほとんど1000円は今の時代、ちょっと痛いですね。
あ、そうそう。後から入ってこられた年配夫婦が、普通のラーメンと注文しました。どういう事態になるかと見ていたら、なんと醤油ラーメンも裏にはあるみたいなんです。確かにねぇ、味噌だけでやっていくのは大変かも。


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