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肉骨茶とはなんぞや?

カテゴリー: 料理:肉・卵・乳

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  みなさま、肉骨茶ってご存知ですか?何とも不思議を通り越して不気味なお茶をイメージしてしまいます。これは、マレーシアやそこから独立したシンガポールの郷土料理なんですが、元来、中国系の移民がマレーシアで作り上げたものだそうです。

 

 

 現地の言葉でバクテーと言いまして、日本人にも大変好まれているとのことです。以前、エスニック料理にはまっていた時も、この肉骨茶だけは本物を食べる機会に恵まれず、その味が私の中でずっとのままでした。何でも、漢方薬のスープで骨付き豚肉をコトコト煮込んだ料理なんですが、作ろうにも舌に覚えがないので諦めていました。


 

 当ブログのオフ会の顧問をして頂いているべがさぽ先輩が毎年、マレーシアでロングステイをされておられますが、有り難いことにお土産に肉骨茶の素(漢方薬セット)を買ってきて下さいました。骨付き豚肉をリッチに使うご馳走なので作る機会を伺っていたところ、他県に下宿している息子が教育実習で帰ってきたので、さっそくトライすることにしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 べがさぽ先輩に頂いた肉骨茶(バクテー)の素です。箱の外まで強烈な香りを放出しています。
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 スパイスというより、漢方薬のような体に効きそうな香りです。作る前からワクワクしてしまいます。一体どんな味がするのでしょう。

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 パッケージの裏面には何と、英語と中国語と日本語で作り方が記載されていました。
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 日本人のお土産としてかなり出ている証ですね。右側の保存方法はよく見る(クリックで拡大)と可笑しな日本語です。たぶん手書きの原稿を転記ミスしたのでしょう。正しくは、「できるだけ冷蔵庫にいれて下さい。」、「できあがりは4-6人前分です。」でしょう。^^

 

 

 


 

 

 

 

 

 パッケージの中には漢方薬の詰め合わせが2パック。ナツメとクコぐらいは見たことがありますが、あとは未知の物体です。だしパックのような小袋には、粉末のスパイス類が入っているようです。
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 記載されている漢方の名称から、日本の漢字に変換しますと、以下のような材料となるみたいです。

 

 

 当帰(トウキ)、枸杞(クコ)、党参(トウジン)、玉竹(キョクチク)、熟地黄(ジュクチオウ)、黒棗(黒ナツメ)、川弓(センキョウ) 、、、。これらの他にティーバッグの中には胡椒、桂皮(シナモン)、茴香(フェンネル)、丁字(クローブ)などが入っているはずです。

 

 

 

 

 

 

 

 主な材料は、肉骨茶の素と豚の骨付き肉(スペアリブ)なのですが、天下のサトー商会でも扱っていませんでした。で、仕方なくあばら肉と骨の代わりに豚足を使うことにしました。^^
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 あばら肉、いわゆるばら肉はスペアリブから骨を外したものだし、豚足も大部分が骨です。ただ、コラーゲンがどのように影響するかが不安です。ばら肉は1Kg、他には乾し椎茸とニンニク、油揚げも入るとどこかのサイトに書いてあったので増量目的で加えます。

 

 

 

 

 

 


 まず最初に、適当に切ったあばら肉豚足を茹でて、あくを除きます。その後、流水でよく洗っておきます。
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 豚足には痛々しい傷が見えますが、半分に切ろうとして、大出刃と金槌で格闘したのですが、敗れました。^^  魚と違って関節の在りかがよくわかりません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 パッケージに記載された作り方に従って、肉骨茶の素を3リットルのお湯で煎じていきます。
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 30分経過すると、こげ茶色のコーヒーのようになりました。飲んでみたのですが、これで肉が美味しく炊けるのでしょうか。まるで、煎じ薬の味と香りです。 う~んんん、何と言うのでしょう、少しカレーの風味がする大田胃酸のようです。^^

 

 

 

 

 

 

 

 

 下茹でした肉類と水で戻した乾し椎茸、ニンニク丸ごと1個を漢方液で炊いて行きます。油揚げは別鍋で煮て後で合流させます。
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 ニンニクは皮を剥かず、そのまま入れます。潰すと味が濁るので柔らかくなってもそのままにしておくとのこと。ばら肉と豚骨が柔らかくなるまでに2時間を要しました。圧力鍋を使えば早いのですが、コトコトと長時間煮るのがこの料理の本筋なので従いました。

 

 

 

 


 

 


 2時間後、肉は箸で千切れるくらいの柔らかさになりした。豚足もペロンペロンで沖縄の足手ビチ状態です。
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 仕上げに醤油と塩、胡椒で味を調え、今しばらく加熱してから火を止めます。煮物の鉄則は一旦冷まして味を馴染ませること。食べたい衝動を抑えて、鍋を寝かせます。

 

 

 

 


 

 

 

 


 再度、暖め直して食卓へ。愛犬も今日は落ち着きがありません。野生の血が騒ぐようです。^^
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 スープが飲むのにちょうどよい塩分なので、肉の塊には甘めの唐辛子入り醤油を使うそうです。即席で醤油に味醂を加え、一味唐辛子を混ぜた調味液を用意しました。

 

 

 

 

 

 


 

 

 久々の肉の塊、、、我が家で肉といえば、普段はこま切れか挽肉ですので、心が躍りますね。ただ、美味しくできていなかったら、家族も落胆するでしょう。
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 味見の段階では煮込むにつれて、漢方のきつい香りは徐々に穏やかに変わってきていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 まずは、あばら肉を唐辛子入り醤油で頂きます。
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 ほほ~っ、これはラフティー東坡肉と違って、甘ったるさがなく、すっきりしているのですが、複雑な香りのハーモニーが表現できないほど深い味わいとなっていますね。あれほど強烈だった香りもすっかりマイルドになって、スープを飲むと体中の細胞が共鳴するような感じすらします。さすが、中国の伝統を引き継いだ料理です。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 続いて、豚足ですが、これにはどうしても練り芥子を使いたくなりますね。
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 ペロンペロンの皮や筋が堪りません。沖縄の足手ビチに漢方の豊かな香りが加わって、未体験の味となっています。これは泡盛がほしくなりますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 副菜には豆苗の炒め物を添えました。
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 中国料理の雰囲気に近づけてみました。これは、市販の豆苗なんですが、なんと、カイワレ大根のように豆から直接生えた芽というか若葉が束にされて売っていましたよ。

 

 

 

 


 

 

 

 

 肉骨茶は漢方の力でさっぱりとした味わいのスープですが、やはり、口の中の脂や豚足の粘りを一掃するには焼酎をロックで飲むのが一番です。
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 ちょうど、薩摩の神の河がありましたので、泡盛代りにキリッと流し込みます。さっぱりした口でまた、とろける肉を一口。まさに極楽です。^^

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして、最後はこれ。肉骨茶をご飯にかけて、お茶漬け替わり。
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 肉と漢方が渾然一体となった深い味のスープはご飯とベストマッチ。マレーシアでもこの食べ方をするそうですよ。美味しいものは国を問わず共通しますね。ただ、それを受け止めるためには偏食偏見があっては邪魔になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 べがさぽ先輩に頂いたマレーシア土産でやっと念願の肉骨茶(バクテー)の味を体感することができました。日本人も魅了すると言われる味に納得いたしました。漢方の力も感じる深い味わいのスープには初体験でも虜になること必至です。べがさぽ先輩ありがとうございました。m(..)m

 

 

 

 ところで仙台にも本物の肉骨茶を食べさせてくれるお店があってもよさそうですが、私は知りません。もしかしたら、旭ヶ丘のワヤンさんにはあるのでしょうか。いやいや、ワヤンさんはインドネシア料理でしたね。国境は接しているとはいえマレーシア料理とは違うのでしょう。誰か、始めてくれないでしょうか・・・。

 

 

 

 

  

 

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大名マーク

URL | [ 編集 ] 2009/06/07(日) 06:25:39

おはようございます
なんとなくなんとなくですが
肉骨茶の味想像できます
それにしても中国料理の
奥深さはすごい

カレー風味の太田胃酸は
ナイスアイデアかも?(笑)


ぱんだ(親)at能代

URL | [ 編集 ] 2009/06/07(日) 06:48:17

サエモン師匠おはようございます。以前お話した秋田県能代の「カムタチ祭」という酒造元のイベントに来ております。大変おもしろいお酒のお祭りでした。後日報告します。

料理のレシピや出来栄えもさることながら、これだけ立派な豚肉と豚足、私だったら揃えられません。師匠の愛犬に頼んで少し分けてもらいたい位です(笑)

ベガサポ

URL | [ 編集 ] 2009/06/07(日) 19:33:35

流石アー会長、豪快かつ繊細な出来栄えに脱帽でーす、叔父さん家まで強烈な香りが漂ってきますよ、熱帯のマレーシアでチンチンに熱いパクテー、汗どばどば掻きながら食べるとその後は身も心もスカッとしますよ、

サエモン

URL | [ 編集 ] 2009/06/07(日) 20:01:41

  大名マークさん おばんです。

 初めて作りましたが、脂っこいバラ肉を
美味しく食べることができました。医食同源の
中国の方ですから健康も配慮して編み出した
のでしょう。

 日本人だと生姜や柚子などの単一風味で
食べたくなりますが、複合の中からバランスの
良い組合せを見つけ出すのは大変だったでしょうね。
さすが四千年の歴史の重みを料理にも感じます。

サエモン

URL | [ 編集 ] 2009/06/07(日) 20:02:07

ぱんだ(親)さん  能代ですか。。。

 カムタチ祭、、、興味深いですね。
カムタチはご飯を噛んで唾液のアミラーゼで糖化させた
物から天然酒母で酒を造ったことに由来します。カムタチが
やがて、コウジに音便変化したとの説は東京農大の小泉教授
の説です。
 何か良い収穫があったようですね。レポート楽しみに
してますよ~。

 我が家でもお肉ブロック料理は数年に一度です。^^ でも
豚足なら気楽に扱えますよ。

サエモン

URL | [ 編集 ] 2009/06/07(日) 20:02:38

 ベガサポ先輩 お晩です。

 こんな感じで良かったのでしょうか。豚のスペアリブが
なかなか見つけられなくて、豚足を加えましたが、豚の
スープには大差ないと思います。

 ただ、仕上がりの味付けがわかりません。お届けして
味をチェックしてもらえば良かったですね。あまり、
自信はありませんが・・・・
 

風写

URL | [ 編集 ] 2009/06/07(日) 20:20:30

おばんです
豆苗
私も先週根付きのパック買って来ました。
同じように炒めて食べた後、根っこのほうを水につけて置いたらまた芽が出てきました。食べられるのでしょうか。

サエモン

URL | [ 編集 ] 2009/06/07(日) 21:25:46

  風写さん こんばんは。

 豆苗は、伸びた豌豆の枝先かと思っていましたが、
近年は品種改良された豆を水耕栽培した物が主流
のようですね。

 もちろん、芹や三つ葉のように、再び伸びてきた
芽や葉先は利用できます。室内での豆苗栽培も
流行っているようで、挑戦した記事も多いのですが、
プランターで自然光で育てれば、より栄養価の高い
豆苗が収穫できますよ。

-

| [ 編集 ] 2012/09/13(木) 22:52:37

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