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中年サラリーマンが杜の都仙台を中心に美味しくて心に染みる食材や料理店を求めて食べ歩きます。休日には畑を耕し、食材の調達に海山にも出ることも。
サエモン@みちのく仙台~美味究真~
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【秋保】悠全のざるそば
カテゴリー: 外食:蕎麦
秋保で蕎麦と言いますと、大滝近くのたまき庵さんがあまりに有名ですが、その少し手前に素敵な蕎麦屋さんが出来ていました。街道には手打ちそばと書かれた登り旗しかなく、店名もないので思わずパスしてしまうパターンなのですが、Uターンして脇道に入ると奥まった竹林にひっそりと佇むモダン和風の店舗が突然現れました。なにかとても期待できそうな気がします。
その蕎麦屋さんはそば処悠全さんと申しまして、2006年に開店したばかりの新しいお店です。
あえて街道から外れた目立たない所に店を構えたのは、自信の表れか、それとも、青々とした竹林に惚れ込んだからでしょうか。
店内は明るくきれいで、蕎麦屋さんというより、ご覧のようにレストランかペンションのダイニングのようです。ご主人と奥様の二人だけでやっています。
窓からは竹林が眺められ、絶好の食空間となってます。80年代のブルースが流れています。もっとも疎いジャンルですが、それでも耳に残っている曲なのできっと相当有名なアーティストなんでしょう。^^
お品書きは実にシンプルで、しかも温かい蕎麦も冬季限定。蕎麦そのものに力を入れたいのですね。
行楽帰りに家族で寄るお店ではなく、聞き伝でやってくる蕎麦好きのお店を目指しているようです。いわな天があるのが、渓流が近い山間のお店としてのアピールでしょうか。
夏季限定の冷やしたぬきそばも魅力的なのですが、蕎麦そのものを見定めたいので次回ということにしましょう。
今回はまず、基本のざるそばで様子を見ることにします。
お品書きを眺めていますと、そば茶が運ばれてきました。
香ばしい煎り蕎麦の香りが食欲を増幅します。
基本のざるそば750円です。薬味の他に副菜が2品付いています。
蕎麦は全粒粉の二八とのことですが、かなり色白です。
副菜にはキュウリの浅漬けとインゲンの浸し物が付いています。
このお値段でこのサービスは有り難いですね。
蕎麦は全粒とのことですが、藪くらいの白さがあります。
二八らしい滑らかさともっちり感が楽しめて、誰にでも好かれそうなお蕎麦でした。麺量も見た目より多く、しっかりとお腹が膨れます。
まずは薬味なしで、一啜り。
つゆもバランスが良く、甘からず辛からず。ダシもよく効いています。蕎麦もつゆも個性的ではありませんが、安心して食べられる癒し系の蕎麦と言ったところです。
蕎麦を食べ進むと、奥様が熱いですから気を付けて。。。と、揚げ蕎麦がきを出してくれました。
これはサービスなんだろうか、それとも標準セット? 確認するのを忘れてしまいました。^^ 山葵を乗せて、そばつゆを少しずつ垂らしながら頂きました。こちらの蕎麦がきはふんわりタイプではなく、お餅のようにもっちとした食感でした。
蕎麦湯も白濁していて、香り豊か。
遅梅雨の肌寒い日でしたので、締めの蕎麦湯が有り難く感じます。
街道には手打ち蕎麦の登り旗しか出さず、脇道に入らないと見えない悠全さんですが、もしかしたら、ご主人一人の調理なので団体がどっと入ると、こなし切れないのかも知れません。お品書きの末尾には、一人で調理しておりますので、多少お時間をいたただくことがございます。と書いてありましたし。竹林にひっそりと営む理由は静かに蕎麦好きな人だけに食べてもらいたいからなんでしょうね。また、訪れてみたくなったお蕎麦屋さんでした。
そば処 悠全
- 所在地 :仙台市太白区秋保町長袋字清水久保54-1
- 電話 :022-399-4034
- 営業時間 :11:30~15:00(蕎麦が無くなり次第終了)
- 定休日 :木曜日と第1・3水曜日
- 駐車場 :あ り


びーえむあい
URL | [ 編集 ] 2009/08/02(日) 13:14:18
ひっそりたたずむ蕎麦屋、良いですねえー
お店を発見したのは何年前でしょう?
秋保にはかなりの頻度で行ってましたんで登りや看板には敏感になりますね特に蕎麦”はね
しかし個人的に水曜日に休みが多かったせいかまだいただいておりませんでした…
師匠のレポートですっかり食べたような気になりました(笑)
御馳走さまでした
お店はついぞ最近、人伝で知りましたが、この日は
夏向けの記事を書くため、大滝に向かっており、竹豆腐
を食べるつもりでした。
まさか、あの幟旗が、悠全とはビックリ仰天でしたよ。^^
実によい店に行き当たりました。是非行ってみて下さい。
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