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中年サラリーマンが杜の都仙台を中心に美味しくて心に染みる食材や料理店を求めて食べ歩きます。休日には畑を耕し、食材の調達に海山にも出ることも。
サエモン@みちのく仙台~美味究真~
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【大崎市古川】食の蔵 醸室(かむろ)の米っこパン
カテゴリー: 紹介:パン・菓子
以前から行ってみたかった古川の醸室(かむろ) 。距離的にも近いし、いつでも行けると思って、ついつい後回しになっていましたが、この度、やっと遊びに行くことができました。醸室は寛政2(1790)年の創業以来、200年以上も続いた旧橋平酒造店さんの敷地にある蔵を改修復元した歴史展示施設であり、地域物産館であり、市民活動にも利用できるスペースでもあります。
施設内には10棟ほどの蔵があり、広場や路地がそれらの間に広がって全体として一つの集落のような印象を受けます。物産販売館だけではなく、食事処も6軒ほど入っており、食を中心にしたフードテーマパーク(食の蔵)でもあるのです。
旧奥州街道に面した入り口を入ると、すぐに大きな蔵に囲まれた広場になってます。
橋平酒造店さんは醸造業だけではなく、魚問屋や質屋も手がけた豪商だったそうで、その反映ぶりはこれらの蔵の数を見てもすぐにわかります。
広場には小さな社と鳥居もあって、その正面には大きな顔が出迎えてくれます。
釜神神社と大釜神様です。なんでも、釜神様は仙台藩北部で江戸時代より信仰されていたそうで、防火だけではなく魔除けや盗難除けなどの御利益もある神様とか。橋平酒造店の釜場にも木彫りの面が代々祭られていたそうです。
蔵と蔵の間の路地が何とも良い雰囲気を醸し出しています。
腰掛けに座って往時の活気ある空気を感じ取るのも良いですね。
こちらが大崎地方の美味しい物を集めたおおさきうめぇもの市場です。
正面の広場から左手の路地を進んだ奥にあります。
多目的スペースである二階のホールへ上がる階段から見渡すとこんな感じの店内です。
主に加工品が主体ですが、懐かしい駄菓子も揃っています。
こういう光景に私たちの年代は心時めくのですが、今の子供達にはどう写るのでしょう。
かつては駄菓子屋さんも子供達のコミュニティーセンターとして重要な役割を果たしていたのですよね。
店内の奥はいっぷく茶屋さんとなっており、うめぇもの市場で買った物をイートインも可能です。
今日は施設内の別の処で昼食をとる予定です。
大崎地方といえば、米処。最近流行の米粉を使った製品があります。これは、お米のなみだというビスケット。
ちょっと珍しいので買ってみました。
形がとても可愛らしいですね。ビスケットというより、柔らかいボーロのような食感です。
ボーロって今でもあるかなぁ。子供の頃、よくそばボーロというお菓子を食べた記憶があります。これより、ずっと硬いのですが、素朴な味が好きでした。
こちらは米粉を使ったパンですね。これも今ではどこのパン屋さんでも見かけるようになりました。
独特のもっちり感が好きで、よく買って食べていますが、4種類のあんパンが並んでいると一通り味を見てみたくなってしまいます。
黒胡麻が塗されたパンには粒餡が、白胡麻には白餡が入っていました。
ご覧のようにパン自体は通常の米粉パンのようにもっちりしておらず、パイのようにかさついた感じがします。このような米粉パンは初めてみました。
こちらは胡麻餡(左)と、珍しいブルーベリー餡(右)です。
甘い物が苦手でも胡麻が入ると食べやすくなります。ブルーベリー餡は白餡をベースにブルーベリーのジャムを混ぜたようです。酸味が利いて斬新なあんパンになってます。
さて、いよいよお昼ですが、醸室の中には、郷土料理からイタリアンまで6~7軒もの食事処が入ってますので、絞り込むのに苦労します。何回か通わないとその全てを知ることが出来ません。次の記事では考え抜いて選んだお店からの報告です。昔なら何件か連食したものですが、さすがにもう自殺行為です。それぞれのお店にハーフサイズでもあれば、ハシゴが楽しめるのですがねぇ。ともあれ、この醸室では、子供からお年寄りまで、それぞれに楽しむことが出来る空間です。自動車道を使えば仙台からでも1時間かからずに着いてしまいます。ゆっくり起きてもゆとりで行けますので、今週末にいかがでしょう。
おおさきうめぇもの市場
- 所在地 :宮城県大崎市古川七日町3-10(醸室内 蔵8)
- 電話 :080-1812-9880
- 営業時間 :10:00~19:00
- 定休日 :無休
- 駐車場 :あり(共用)
食の蔵 醸室 http://www.xpress.ne.jp/~kura_kamuro/index.htm
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