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またまた、テーマに関する長い前振りです。お急ぎの方はスクロールして本題からお読み下さい。
冷や汁って、ご存じですか?宮城では食べる習慣がないので、知らない方も多いと思います。要するに味噌味の冷たい汁でご飯にかけたり, うどんのつけ汁にしたりして古くから親しまれてきた夏の涼味です。決して冷めた味噌汁ではありません。味噌汁とは作り方が全く異なります。
冷や汁が根付いている地域は面白いことに不連続に分布します。ひとつは東国原知事で最近、注目されている宮崎県ともう一つは埼玉県の秩父周辺です。山形県にも同名の郷土料理がありますが、これは茹でた野菜に乾物類の煮汁をかけた具・汁沢山のお浸しで、しかも醤油味なのでここでは別物としておきます。
基本的な作り方ですが、なにぶん、家庭料理なので家庭ごとに作り方があると言ってもよいくらいです。でも、一応、一つの料理として位置付けられている以上、その原則はあります。両県の冷や汁にも材料や作り方に差がありますが、共通する作業は次のようになります。
- 1.擂り鉢で胡麻を擂る。
- 2.味噌を加えてさらに擂る。
- 3.香味野菜の細々や夏野菜の薄切りを加えて混ぜ合わせる。
- 4.水で薄め、冷蔵庫で十分に冷やす。
これが基本なのですが、宮崎の場合は次のように仕事が増えます。
- 1.擂り鉢で胡麻を擂る。
- 2.鯵などの焼き魚のほぐし身を加え、摺り合わせる。
- 3.味噌を加えてさらに擂る。
- 4.擂り鉢の内側に薄く伸ばして直火で軽く炙る(焦げ目をつける)。
- 5.香味野菜の細々や夏野菜の薄切りを加えて混ぜ合わせる。
- 6.水で薄め、冷蔵庫で十分に冷やす。
魚が入る分、宮崎の方が味が複雑になり、味噌も焙るので香ばしさも加わります。我が家では家人の両親が埼玉の農家出身なので、冷や汁というと野菜オンリーです。だから、魚入りの冷や汁がどうしても食べてみたくなり、一度自分で作って食卓に出したことがあるのですが、「さっぱりしていない。」と却下されて以来、我が家ではずっと埼玉式冷や汁一辺倒です。^^
さて、本題ですが、これから夏本番。宮城にもこの冷や汁を普及しようという企てをしております。題して伊達な冷や汁創製プロジェクト。一人で盛り上がっております。宮城は食材王国といわれるように海山の幸に恵まれており、なんといっても仙台味噌があります。宮城ならではの冷や汁を創製して、宮城の夏の定番料理に加えようという無謀な計画です。今後の温暖化で仙台が東京並みの気温になる前には定着させたいですね。
その前に我が家の冷や汁の作り方をご紹介します。上記のようにシンプルな埼玉式ですので、これをベースに宮城らしさを加えていければと考えております。
材料は白胡麻と味噌、長ネギ、キュウリ、ナス、大葉(青紫蘇)だけです。
長ネギ以外の野菜は今、畑から取ってきたばかりです。 
擂り鉢で胡麻を擂ります。続いて味噌と長ネギの輪切りを加えて、さらに突き合わせます。


長ネギと味噌がまとまったら、キュウリとナスの薄切りを加えてしんなりするまで混ぜ合わせます。


水で薄めて冷蔵庫で冷やします。時間がない時は氷水で薄めます。最後に大葉の千切りをパラリ。


出来上がった冷や汁は必ず冷ましたご飯にかけて下さい。温かいご飯だとぬる汁になってしまいます。 冷や汁を白石温麺のつゆ代わりにしても美味しいですよ。


さて、この冷や汁に宮城の食材、調味料を使って伊達な冷や汁に改良していきたいと思います。まだ、検討段階なので披露は先になります。でも、夏が過ぎたら興醒めでしょうから出来るだけ急ぎます。それと、いくら宮城だからといって、牛タンを入れたりとか、冷やし中華味だとか、郷土料理である冷や汁の範疇を逸脱することはないように気をつけます。^^ さらに、家庭料理でもあるのであまり入手しにくい食材は使わないこととします。
【伊達な冷や汁創製に係る検討課題】
- 味噌は仙台味噌だけでよいか
- 焼き魚は加えるべきか(宮崎式)
- 宮城らしい香味野菜は何か
- 宮城の夏野菜で冷や汁に合うものは何か
- 宮城の食材で冷や汁の具に馴染むものは何か
- 相方はご飯と温麺だけか
ご覧の皆様もよいアイディアがございましたら、是非、コメント頂きますよう、お願い申し上げます。m(..)m

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