里山の恵み 『片栗と二輪草』
カテゴリー: 料理:山菜・筍・茸
拙宅のある仙台の郊外も春たけなわです。ウグイスも鳴き、木の芽も日に日に萌えていきます。最近、「萌える」が発情するような意味で使われていていますが、大自然の「萌える」は静けさの中にも、なにか躍動的なものを感じます。今日は陽気も良かったので、裏山を散策してきました。
水も温んで思わず手を入れてみたくなります。 でも、やっぱり冷たかった^^
この裏山で毎年、楽しみにしていることがあります。ここには近年、開発や盗掘ですっかり減ってしまった片栗(カタクリ)の群落があるのです。落葉樹に囲まれた沢筋に人目を避けるようにひっそりと息づいています。
葉っぱはくすんだ緑色で斑が入るのが特徴です。下向き加減の花は実に清楚です。

このカタクリ、成長が遅く、花が咲くまでに10年近くかかります。葉も花が咲くまでは1枚しかありません。かつては各地で広く見られ、鱗茎から取ったデンプンを片栗粉として調理に用いていたくらいです。もっとも、現在の片栗粉は馬鈴薯澱粉ですけどね。実はこの片栗は鱗茎だけではなく葉も食べられます。だけど、上記のように葉数が少ないので葉を取ることはダメージが大きいのです。
今回は山の神様のお許しを得て、小さい方の葉だけを数株分頂いてきました。
続いて、これは二輪草(ニリンソウ)の群落です。半日陰の沢辺でよく見られます。

茎と葉の間から 2本の長い柄を出して、先端に白い小さな花を付けます。だから、二輪草です。この二輪草も多少、苦みと癖がありますが、食用となります。ただ、注意しなければならないのは葉が毒草であるヤマトリカブトとそっくりなことです。毎年、中毒事件が起きているので確実に判別できない方が食べるのは危険です。
今日は春の里山の恵みをありがたく頂きます。
片栗のお浸し(左)と二輪草の卵とじ(右)です。どちらも栽培された野菜とは違って味に強い生命力が感じられます。日本の自然に感謝!

みちのくの里山の恵みはこれからが本番、GWの頃にはウルイ(ギボウシ類)やシドケ(モミジガサ)も出てくるでしょう。タラの芽ばかりが山菜ではありません。みちのくには美味しい春の恵みが数え切れないほどありますよ。乞うご期待です!


























































































