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以前、卓上火鉢で楽しむ牡蠣の朴葉焼きをご紹介しました。今日は愛用の伊勢の水コンロで海の幸の焼き立てを堪能したいと思います。庭や自然の中でやるBBQも野趣に溢れて良いものですが、卓上火鉢でやる焼き物の場合は少し様相が異なります。
まず、室内で焼くため、煙の多くでる食材は避けた方が無難です。特に、脂の多い青魚や鰻などは換気扇の真下じゃない限り、室内では焼けません。それと、卓上火鉢はやはり粋に楽しみたいですね。気の利いた食材にきちんと仕事をして、炭火でさっと焙って、熱燗でやる。これじゃなきゃ。
かくいう我が家も、子供が小さいうちは、BBQの延長で、やれタンだ、ロースだ、ソーセージだで焼き肉と変わらない状況だったのですが、最近は落ち着きが出てきました。何でも好きなものを焼き合うのではなくテーマを決めています。基本は以下の3パターン。
海鮮焼き:貝類、イカタコ、海老、魚の漬物・干物、すり身(焼蒲鉾)・・・
精進焼き:野菜類、茸筍類、栗、豆腐・油揚、焼き味噌、五平餅・・・
牧場焼き:野菜+鶏(砂肝、軟骨、笹身)、蓮根・椎茸肉詰め、チーズ餅・・・
などにその時の食材の調達具合で足したり引いたりしています。要するに酒肴になりそうなものに収斂してきたのです。今日は海鮮焼きなので魚屋さんに直行です。
奥松島のいい牡蠣が手に入りました。さっそく、生で4個ばかし味見です。


これは、堪りません。全部生で食べてしまいたい気持ちを必死に抑えます。殻付き牡蠣ではなく、むき身を焼きます。殻付き牡蠣を焼くということは実は焼いているのではなく、殻の中で蒸し煮しているのです。生のままでは焼きにくいので、酒をサッとかけて鍋で煎り、ぷっくらしたら白醤油を少々かけて軽く味を付けておきます。十分に冷めたら、キッチンペーパーで水気を取って、串を打っておきます。
ホタテとスルメイカも刺身でいけるものを入手できました。


ホタテはまだ、♂(左)も♀(右)も生殖巣があまり発達していません。ひもと内臓を取って柱だけにして、焼く直前に塩を振ります。スルメイカは開いて、酒汐干しにしました。昼に干して夕方にはちょうど良い感じです。
ネタをテーブルに運び、炭を熾して、焼き始めます。コマイの生干しも追加しました。


炭火は強い部分と弱い部分を作っておくと、焼き具合が調節できて便利です。お酒をチビチビやりながら最初の具材が焼けるのをまだかまだかと待つのが楽しいんですよね。
牡蠣とスルメイカが焼き上がりました。見るからに美味そう。。。

両方とも味を付けてありますので、カボスだけを絞って頂きます。焼き牡蠣は焦げ目が付いてこそ焼き牡蠣なんです。カリッと香ばしいのに中はエキスたっぷり。一度食べたら病み付きになること必至です。自家製のスルメの干物も味が濃縮されて、噛むほどに旨味が広がります。
続いてホタテとコマイも焼き上がりました。ホタテはまだ中心部に透明感が残るくらいが美味しいんです。

ホタテの柱は薄く切れば、すぐに焼けますが、ミディアムの部分も薄っぺらになってしまいます。こまめにひっくり返しながら中まで程よく火が通るのを待つのも酒肴の趣向です。生干しのコマイはいつものカチカチの乾物と違って、タラの味わいです。
鍋や鉄板焼も良いのですが、炭火で焼いた香ばしいさが楽しめる卓上火鉢は小粋な時間を過ごすのに最適です。今日も愛用の水コンロを2時間近く使っていましたが、テーブルには全く熱が伝わっていませんでした。以前、別の火鉢でテーブルの表面を変色させてしまいましたので、これは安心です。水コンロに関してはこちらをご覧になって下さい。種類も豊富ですので、用途に応じて色々比較検討できます。
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